大阪大/吹田アゴラ整備手法を変更、施設2は設計プロポ公告へ

大阪大学は吹田キャンパス(大阪府吹田市山田丘1の1)に計画している実験・研究室や交流スペースを設け産学連携を強化する施設「Agora」(アゴラ)の整備手法を変更した。2棟で構成するアゴラを基本・実施設計と施工の一括(DB)方式で整備するため、2023年11月に一般競争入札を公告したが、提案書の提出者がなく、手続きを中止。そのためアゴラ2は設計・施工を分離し、今月中に建築設計と設備設計のプロポーザルを公告する見通しだ。アゴラ1は24年度の発注に向け整備手法を検討している。
吹田キャンパスのアゴラ施設は、福利会館西隣にアゴラ1(10階建て延べ約1万6500平方メートル)、医学系研究棟の西隣にアゴラ2(11階建て延べ約8850平方メートル)を計画している。22年6月時点で、2施設の整備費(想定額)は約120億円。
阪大は整備手法の変更に伴い、「大阪大学(吹田)共創環境強化拠点施設(Agora2)新営その他設備設計業務」の公募型プロポーザルを19日にも公告する。
その後、「大阪大学(吹田)共創環境強化拠点施設(Agora2)新営その他設計業務」のプロポーザルを月末に公告する予定だ。
いずれも設計期間は約13カ月。2件は第1四半期に設計者と契約を交わす。
DB方式で一般競争入札を公告した時点で、アゴラ1の完成時期を27年3月12日、アゴラ2は26年10月9日としていた。

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