人気の銘菓「水戸の梅」生産最盛期 茨城

最盛期を迎え「水戸の梅」作りに追われる和菓子店=水戸市南町

観梅シーズンが到来し、土産品としても人気の銘菓「水戸の梅」の生産が最盛期を迎えている。

「水戸の梅」は求肥(ぎゅうひ)で包んだあんこの玉を、シソの葉で巻いた菓子。茨城県水戸市南町の老舗和菓子店「木村屋本店」では、甘酸っぱい香りが漂う作業場で、従業員が一つ一つ丁寧に作り上げていた。作業は朝から夕方まで行い、1日に約600個生産するという。県外からの客も多い2、3月は、1年で最も忙しい季節だ。

6代目の木村智彦さん(47)は「観光客はもちろん、水戸の人にも身近な菓子になってほしい」と話した。

© 株式会社茨城新聞社