機械受注が2カ月ぶりプラス、12月は前月比2.7%増 事前予想とほぼ一致

Takaya Yamaguchi

[東京 19日 ロイター] - 内閣府が19日発表した2023年12月の機械受注統計によると、設備投資の先行指標である船舶・電力を除いた民需の受注額(季節調整値)は前月比2.7%増となった。前月比プラスは2カ月ぶり。基調判断は14カ月連続で「足踏みがみられる」に据え置いた。

ロイターが事前にまとめた予測中央値は前月比2.5%増で、結果はほぼ一致した。対前年同月比では0.7%減だった。

機械受注のうち、製造業は前月比10.1%増の4155億円だった。17業種中、化学工業や情報通信機械などの9業種で受注が増えた。繊維工業や「その他輸送用機械」など8業種は受注を減らした。

一方、非製造業(除く船舶・電力)は、前月比2.2%減の4385億円となった。外需は0.3%減の1兆2949億円だった。

機械受注統計によると、24年1―3月期は前期比4.6%増となる見通しで、実現すれば4四半期ぶりのプラスとなる。

*内閣府の発表資料は以下のURLでご覧になれます。https://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/juchu/menu_juchu.html [https://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/juchu/menu_juchu.html]

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