フリースタイルバスケで七つ目ギネス認定 五つボール回し18秒06 国内第一人者JJさん 米ラスベガスの大会に挑戦

手足や口を使って5つのボールを回し、ギネス記録に挑戦するJJさん(提供)

 フリースタイルバスケットボールの国内第一人者で那覇市出身のJJさん(44)がこのほど、両手足と口を使って五つのボールを操る技で、ギネス世界記録に認定された。認定は七つ目で、現時点で五つのタイトルを保持しているJJさんは、3月に米ラスベガスで開かれるサーカスの国際大会に挑む。応援してくれる人たちと一緒に思いを分かち合いたいと、渡航費の支援を呼びかけている。(社会部・島袋晋作)

 今回、ギネス記録に認定されたのは、手足に握ったペン先や口にくわえたスプーンの先で、五つのボールを同時に回す技。

 昨年末、ある外国人が似た技でギネス記録に認定された動画を見て「自分にもできそうだ」と挑戦を決意。練習を重ねて迎えた1月20日、その外国人より7秒以上長い18秒06で最長記録を更新した。

 これまでの七つの認定証を前に「ギネスは目的ではなく、実力を証明するための手段」と語るJJさんは、世界を舞台に活躍する夢を追い続けている。

 2019年には世界最高峰のエンターテインメント集団「シルク・ドゥ・ソレイユ」のオーディションに合格するも、コロナ禍に見舞われ世界で活躍できる機会には恵まれなかった。

 県内のイベントもなくなり、窮地に立たされた。しかし、技を磨き続けてギネス記録を次々と樹立。今年から本格的に始めた動画アプリ「TikTok(ティックトック)」のフォロワーは37万人を超え、知名度を一気に高めた。

 そして3月12~17日、米ラスベガスで開かれるサーカスの国際大会にエントリーした。名だたるサーカスプロデューサーらが集い、公開オーディションの要素もある大会だという。

 JJさんは「ここで活躍することが世界への道につながる。この挑戦を通じ、どこにいようが努力すれば夢は近づくということを伝えたい」と意気込んだ。

 現在「応援してくれる人たちと一緒に挑戦したい」と、渡航費50万円の支援を募るクラウドファンディングを実施している。支援サイトはhttps://fanme.link/@jj.wball

 

(写図説明)七つ目のギネス認定証を前に、国際大会に向けた意気込みを語るJJさん=14日、那覇市おもろまち・新都心公園

7つ目のギネス認定証を前に、世界大会に向けた意気込みを語るJJさん=14日、那覇市おもろまち・新都心公園
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