選挙に勝つコツはある?立憲民主党・長妻昭衆院議員が語る必勝法!イラ菅の真実とは?選挙ドットコムちゃんねるまとめ

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2024年2月15日に公開された動画ではゲストに立憲民主党衆院議員の長妻昭氏をお招きし、選挙必勝法や歴代の党代表について語っていただきました。

長妻氏が政治家を目指すきっかけとなった代表とは?

【このトピックのポイント】
・選挙に勝つためには普通のことを何度も繰り返し取り組むことが重要
・「消えた年金」問題は有権者との密なコミュニケーションの中で発覚した
・民主党政権の失敗は3つのポイントにあった。教訓を活かして政権交代を目指す

長妻氏のプロフィールは以下の通りです。

日経BP社での取材活動をきっかけに政治家を目指すようになった長妻氏。1995年の参院選、1996年の衆院選と立て続けに落選し、4年間の浪人生活を送りました。

事務所もなく貯蓄も減っていく一方の生活が続きましたが、「必ず国会議員になって国を変えられる」という確信があったとのこと。諦めるという選択肢はなかったようです。

「今考えるともう二度と同じことはできない」とコメントし、MC乙武洋匡を笑わせました。

今回は以下の質問からいくつかピックアップして長妻氏に回答していただきました。

長妻さんの選挙必勝法を教えて!

初当選以降、選挙で盤石の強さを誇る長妻氏。長らく東京7区を地盤としてきましたが、区割り変更で27区に移ることになりました。

渋谷区を離れることについては「24年間渋谷でやっていて、後ろ髪を惹かれる思いでございます」と語りました。

選挙期間以外の日々の政治活動、特に地元でのコミュニケーションに関して取り組んでいる必勝法について問うと、長妻氏は「普通のこと」とコメント。

毎週金曜日は地元で20人から30人ほどの有権者と「勉強会」と呼ばれるタウンミーティングを行っているとのことです。

長妻氏「有権者の方に私の政策を教えると同時に私が勉強させていただく会でもある」

タウンミーティングで見聞きしたことが国会質問に結びつくことも多く、「消えた年金」問題も、ここでのやりとりをきっかけに発覚したものでした。

そのほかには朝の駅で演説やビラ配りも続けている長妻氏。そこで生まれる有権者との会話から世論が見えてくることもある、と語りました。

長妻氏「(必勝法は)普通の人がやっていることを、さらに頻度多くやるってことなのかもしれないと思いますね」

長妻さんのボスってどんな人?

歴代の代表のなかで最も距離の近かった人物について問うと、長妻氏は菅直人氏の名前を即答。

記者時代、「国会議員は世襲でなるもの」と思っていた長妻氏にとって、菅氏の「世襲じゃなくて『地盤・看板・カバン』がない方が良い国会議員になれると言われた」という言葉は非常に衝撃的なもので、それが政治に関心を持つきっかけになりました。

衆院選で長妻氏に選挙のノウハウを授けたのも菅氏だったとのことです。

温厚な一面を見せる一方で、「イラ菅」と呼ばれ、すぐに頭に血がのぼることでも知られる菅氏。身近にいた長妻氏はそのことをどのように感じていたのでしょうか。

MC乙武「やっぱこの人イラ菅だわって、感じる場面もあったんですか?」

長妻氏「そうですね、それはありますね」

菅氏の人柄について「全然偉ぶらない」と長妻氏。時には居酒屋で居合わせた大学生と本気で議論を交わすこともあり、菅氏の怒りは尊大さからくるものではないと語ります。

一方で「正論を貫こうとする意思は感じられて、それが立ち行かなくなった時にミニ爆発が起こるということはあるかもしれない」と、「イラ菅」になる理由を分析しました。

長妻氏「普通はしょうがないと思うところでも、(菅氏は)とんでもない!となる。それで周りも動いていくということもあります」

現代表の泉健太氏は、長妻氏にとってはかなり年下のボスですが、仕事はやりやすいと長妻氏は語ります。

「かなり任せてくれるし、笑顔が絶えず、周りを明るくするリーダーだと思う」とコメントしました。

長妻氏自身が再度代表選に再び立候補する可能性については「そういう声があれば」と控えめな回答。今は政権交代することが最大の目標であり、代表になることよりも党を政権交代できる勢力に育てることが最優先事項ということのようです。

もし、政権交代が起こったとしても民主党政権時代の二の舞は避けなければなりません。

当時、厚生労働大臣だった長妻氏に民主党政権の反省点について問うと、3つのポイントに言及しました。

1つはマニフェストに優先順位を付けなかったこと。1つの内閣で1つ取り組むレベルの政策を同時に進めてしまったことで力が分散してしまったと長妻氏は振り返ります。

もう1つは政権を長続きさせるために重要な3つの組織と正面からぶつかってしまったこと。その3つとは官僚組織、経団連、アメリカです。

官僚組織とは事業仕分けで、経団連とは公共事業で、アメリカとは普天間基地の移設をめぐり、それぞれ同時に衝突。長妻氏はいずれについても段取りを踏んで戦略的に進めるべきだった、とコメントしました。

最後に、与党でありながら分裂してしまったこと。長妻氏は「そういう教訓をかみしめて、我々はこのままでは死ぬに死にきれない」と政権交代への思いを吐露。

「政治を変えて、国民の皆さんの持ち味を活かす政治を作っていきたい」と締めくくりました。

動画本編はこちら!

2000年以降8回連続当選!長妻氏が語る選挙に勝つための必勝法とは?

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