広末涼子 独立で手広い兼業準備も…新事務所はレンタルオフィスの苦境

昨年12月中旬、外出を楽しんでいた広末涼子

《本人の意向を尊重し、双方合意の上で、この結論にいたりました》

2月16日、広末涼子(43)が所属事務所フラームを退所することが発表された。今後は自身が代表を務める個人事務所「株式会社R.H」で、俳優業を中心に活動するという。昨年6月に料理人・鳥羽周作氏(45)との“W不倫”が発覚した広末。同月に不倫の事実を認め、フラームが無期限謹慎処分を発表、7月23日に夫でアーティストのキャンドル・ジュン氏(50)との離婚を発表していた。独立にあたっては“円満退所”とはいかなかったと芸能プロ関係者は指摘する。

「フラームの井上社長は、広末さんのために現在の事務所を立ち上げた、彼女にとっての恩人です。しかし、不倫報道が出て以降、広末さんはメディア対応や謹慎処分をめぐって、フラームに対する不満を明かしていました。最後はお互いの弁護士を通じてやり取りが行われていたそうです」

謹慎生活に入って以降も、広末と鳥羽氏は連絡を取り合っていたという。鳥羽氏は11月に離婚が成立、現在ではシェフの活動を再開し、SNSでの発信も頻繁に行っている。

「2人の関係はいまも続いていると聞いています。一部では“今夏に再々婚”と報道されています」(前出・芸能プロ関係者)

同時に、広末は独立への準備も着々と進めていた。

「『R.H』は‘21年6月に設立されていますが、会社登記によると当初の事業内容はタレントマネジメントのみでした。それが昨年10月に大幅に変更され、コンサート運営や書籍の出版、さらにはブランドバッグの買取や通販、レンタル事業なども事業に追加されています」(スポーツ紙記者)

独立が発表された当日、本誌記者は会社登記に記されている「R.H」の所在地を訪れてみたが、その時点では事務所の窓口などはなく、レンタルオフィスを借りているだけのようだった。再々婚説も囁かれるなか、俳優業を軸に据えつつ、事務所代表としてビジネスも手掛ける“兼業”をスタートさせた広末。しかし、行く先には茨の道が待ち受けていると前出の記者は話す。

「奔放な行動でたびたび世間を騒がせてきた広末さんですが、昔から我慢ができないタイプ。それでも彼女がこれまで芸能活動を続けてこられたのは、井上社長のサポートによるところが大きかったのです。不倫報道に対する世間の風当たりも依然として強いなか、手綱を引く後ろ盾を失ったことで、俳優活動を軌道に乗せるのはそう簡単にはいかないでしょう」

デビューから30年目の年に広末が下した大きな決断は、はたして吉と出るのだろうか――。

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