長崎県内初「ドリーム・サッカー」 元日本代表22人が集結 親善マッチやトップレベルの技を観戦

ミニゲームなどを通じ、ドリブル技術などを子どもたちに教えた玉田さん(左)=島原市営陸上競技場

 サッカー元日本代表選手が、子どもたちへの指導などを通じて競技に親しんでもらう「宝くじスポーツフェア ドリーム・サッカー」が18日、長崎県島原市営陸上競技場であった。市内の指導者との親善マッチもあり、約2000人がトップレベルの技を観戦した。
 ドリーム・サッカーは、県、島原市、自治総合センターが主催し、県内では初開催。今回は、元日本代表22人が集結した。
 少年少女サッカー教室には、島原半島内の小中学生約160人が参加。独、南アフリカ両W杯に出場した元V・ファーレン長崎の玉田圭司さん(43)らがドリブル技術などを指導した。
 島原商業高出身で「ドーハの悲劇」として知られる米W杯アジア予選イラク戦に出場した勝矢寿延さん(62)は、日本代表が2050年までにW杯優勝を目指していることを紹介。その上で「(島原半島の子どもたちは)スピードや技術があり、可能性を感じた。自分の力を信じ、諦めずトレーニングして」と講評した。
 FC雲仙の本田旬さん(12)=南島原市=は「夢は日本代表。(GKとして)シュートを受ける前の立ち位置など、プロの意見が参考になった」と話した。
 親善マッチでは、ドリーム・チームが7-1で勝利した。

© 株式会社長崎新聞社