ヤンキースがブレイク・スネル獲得を狙う 「真剣な興味」と米報道

ヤンキースは昨季2度目のサイ・ヤング賞を受賞したブレイク・スネルの獲得を目指したものの、スネル側の希望条件が高すぎるため、方針を転換してマーカス・ストローマンを獲得した。しかし、米全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者によると、ヤンキースは引き続きスネル獲得に「真剣な興味」を持っているようだ。スネル側が長期契約の希望額を引き下げるのを待っている状況であり、場合によっては高額な短期契約(年平均3500万ドル前後)を結ぶ可能性もあるという。

「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者は、ヤンキースがストローマンと契約する前、スネルに6年1億5000万ドルのオファーを提示したことを報じている。また、ヤンキースは昨オフにカルロス・ロドンと結んだ6年1億6200万ドルを超える契約をオファーする準備もしていたようだ。しかし、スネル側の希望条件を満たすことはできず、ヤンキースはストローマン獲得へ方針転換。スネルは買い手が見つからず、現在もFA市場に残ったままとなっている。

MLB公式サイトは「シーズン開幕が近づくなか、スネルと代理人のスコット・ボラス氏が希望条件を下げる可能性が出てきた。早く契約しなければ、シーズン開幕に向けた調整が間に合わなくなってしまうからだ」と指摘。年平均3000万ドルを超える長期契約を望んでいるとみられるスネルだが、ひとまず長期契約を諦め、高額な短期契約を結ぶ可能性も取り沙汰されている。

今季のヤンキースは昨季サイ・ヤング賞を初受賞したゲリット・コールを中心に、ロドン、ストローマン、ネスター・コルテス、クラーク・シュミットの5人で先発ローテーションを形成する予定。全員が揃って実力を発揮すれば、非常に強力な布陣となるが、ロドンとコルテスは昨季合計26先発で防御率5.92に終わり、ストローマンも昨季の最終11登板は防御率8.29と大きく調子を落とした。不確定要素の多い布陣となっており、スネルを獲得することでアップグレードしたいと考えているようだ。

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