立民青森県連、衆院2区で擁立急ぐ 2024年度活動方針決定、参院選候補者発掘も

立民県連の定期大会であいさつする田名部代表

 立憲民主党青森県連は18日、青森市で定期大会を開き、2024年度の活動方針を決定した。次期衆院選で同党の候補者が不在の青森県2区への擁立を急ぐほか、25年参院選の候補者の発掘に努めることを掲げた。

 立民は2区について独自候補の選定を進めており、活動方針にも「早急に候補者の擁立に取り組む」と明記。既に候補者を決めている1、3区と合わせ、県内衆院全選挙区への擁立を目指す。

 田名部匡代県連代表は大会後の記者会見で「衆院選はいつあるか分からないので、できるだけ早く候補者を擁立して態勢を整えることが大事」と強調。県内選挙区での野党連携の可能性については「さまざまな組織や団体と良好な関係を築いているが、政党間同士の調整が必要になる」と述べた。

 25年参院選の候補者選定に関しては「今の段階で具体的な動きはなく、県連内で踏み込んだ議論もしていない」とし、衆院選の候補者擁立を優先する考えを示した。

 活動方針には組織強化に向け、県内23市町村にある党支部を全40市町村に拡大することも盛り込んだ。

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