Sansan、GPTを活用した3つの新機能を「Sansan Labs」に実装

働き方を変えるDXサービスを提供するSansanは、「Sansan Labs」にGPTを活用した新機能を追加したことを発表した。

GPT活用機能の開発背景

営業DXサービス「Sansan」内にある「Sansan Labs」では、未来の働き方を体験してもらうための実験的な機能をユーザーに無料で提供している。Sansanでは、生成AI領域において機能開発を積極的に推進しており、「Sansan Labs」にAIを活用した新機能「AI企業検索 -BtoB商材-」「議事録メーカー」「5分で読める決算説明」を実装した。

各機能の概要

  • 「AI企業検索 -BtoB商材」

BtoB商材の説明文を入力すると、その商材で解決できる課題をAIが自動で分析し顧客への提案例を提示し、各社の有価証券報告書をもとに課題を持つ企業をリストアップする機能。

  • 議事録メーカー

商談のメモや文字起こしテキストを入力すると、AIがテンプレートに沿った議事録を自動生成する機能。テンプレートは自由に作成でき、会議の目的や決定事項、ネクストアクションなど、抽出したい項目を任意に指定できる。議事録作成を効率化することで、顧客情報の蓄積を容易にし、営業生産性の向上を図る。

  • 5分で読める決算説明

「ログミーFinance(ファイナンス)」が提供する決算説明会の書き起こし記事を要約する機能。最新の決算説明資料から営業パーソンが頻繁にチェックする項目である「業績概要」「事業別の概要」「将来の契約や見通し」を要約。また、詳細を確認したい場合は、ログミーファイナンスの該当記事ページに遷移し、理解を深めることが可能。担当顧客の最新情報を効率的に把握することで、良好な関係性維持や新規顧客へのアプローチ加速を図る。

※上記の機能はマイクロソフト社が提供するAzure OpenAI Serviceを利用。

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