北海道から九州まで、珠玉の「絶景車窓」を紹介『日本全国絶景車窓ガイド』の魅力

株式会社天夢人から刊行されている旅鉄ガイドシリーズの第6巻『日本全国絶景車窓ガイド』が2月16日に発売された。

視界いっぱいに広がる海や、蛇行する川、障害物なく山の形が美しく見える瞬間など……、車窓の中でもとくに見逃したくない絶景風景は多い。こういった全国各地で見られる絶景車窓を、鉄道カメラマンの佐々倉 実が長年にわたり取材・撮影してきた写真を集めた1冊が本書だ。

車窓の写真は窓枠をあえて入れて撮影することで、絵画のような表現にし掲載している。また車窓の風景を走る列車の写真を入れて、列車内外からの絶景が合わせて楽しめる点にも注目。

そのほか一部のコラムページでは、今は廃線になってしまい見られなくなってしまった懐かしの車窓なども紹介している。列車での旅が好きな方にはたまらない1冊だ。

■著者紹介
佐々倉 実(ささくら・みのる)
1960年東京都杉並区生まれ。有限会社轍(わだち)代表。小学生から鉄道写真を撮り始め、撮影歴は半世紀を超えた。メーカーでデジタルカメラの開発を担当後、鉄道カメラマンになる。「旅と鉄道」誌で写真担当のほか、おもな著作に「鉄道絶景カレンダー」(山と溪谷社刊)、「60歳からの鉄道写真入門」(天夢人刊)、「駅近鉄道撮影地ガイド」(天夢人刊)など。映像ではNHK「沁みる夜汽車」の撮影も行っている。

(文=リアルサウンド ブック編集部)

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