高嶺のなでしこ[インタビュー前編]誇り高きアイドルの魂を込めたメジャーデビュー作「やっとこの曲が世間に知られる日が来たんだなっていう想いがあります」

高嶺のなでしこ[インタビュー前編]誇り高きアイドルの魂を込めたメジャーデビュー作「やっとこの曲が世間に知られる日が来たんだなっていう想いがあります」

HoneyWorksがサウンドプロデュースを手がける高嶺のなでしこが、2024年2月21日(水)に両A面シングル「美しく生きろ/恋を知った世界」でビクターエンターテイメントよりメジャーデビューを果たす。

同作には、グループ結成時のメンバーの想いが綴られた「美しく生きろ」と、女の子の恋心を表現した「恋を知った世界」の2つの表題曲をはじめ、カップリングとして酪農応援アンバサダーとしてのイメージソング「いつか私がママになったら」、グループ初のユニット曲「可愛いって言われたい」、「私は怪物」を収録。高嶺のなでしこの魅力を最大限に詰め込んだメジャーデビューにふさわしい作品に仕上がっている。

今回、グループを代表して、涼海すう、橋本桃呼、春野莉々、松本ももな、籾山ひめりの5名にロングインタビューを実施(前後編の全2回)。前編では、メジャーデビューが発表された1周年記念ライブでのエピソードや、メジャーデビューシングルの表題曲「美しく生きろ」、「恋を知った世界」などについて話を訊いた。

撮影:西槇太一

編集協力:竹内伸一

実際これから何が起こるんだろうって、わからないことだらけなので心配です(笑)(籾山)

――かなり前の話にはなりますが、昨年9月3日に豊洲PITで開催した<高嶺のなでしこ 1周年記念ライブ 〜美しく生きろ〜>の感想を聞かせてもらえますか?

橋本:

ライブのタイトルが“美しく生きろ”だったんですけど、このライブの時にメジャーデビューすることがサプライズで発表されたんです。だから今回、「美しく生きろ」でメジャーデビューすることを<高嶺のなでしこ 1周年記念ライブ 〜美しく生きろ〜>で発表するっていう伏線回収だったなって思っています。2023年は、高嶺のなでしこの活動が始まって1年経った年でもあったんですけど、目まぐるしく毎日が過ぎていきましたし、ライブの時は“もう1年経ったんだ”っていう気持ちが強かったです。それと、1周年記念ライブを通して、メンバーだけではなく、ファンの方とも結束が強くなったように感じました。

籾山:

1曲目から、私たちの1年を振り返るようなセトリになっていたんです。対バンツアーで共演したグループさんの曲もやらせていただいたので、ファンのみなさんもこの1年を思い返せるようなライブになったんじゃないかなと思います。あと、特殊効果があったり、構成も工夫したりして、これまでできなかったことをすごくやらせていただきました。コロナ禍ということもあって、ファンの方と交流ができない時期もありましたけど、1周年記念ライブでは、規制も緩和されて、ファンの方の近くに行けるような構成にもできましたし、本当に楽しいライブになりました。2022年10月31日の1stファンミーティングの時と、同じ会場だったので、1年ですごくたくさんの方が応援してくれるようになったんだなって実感しました。高嶺のなでしこをもっともっと広めて、もっともっと大きな会場でライブができるようになりたいなって思いました。

松本:

1周年記念ライブは、高嶺のなでしこを大好きな人がたくさん集まってくださって、普段はなかなかライブに行けないっていう人や、遠くから来てくださった方……海外からも観に来てくださって。会場いっぱいにファンの方がいて、本当に素敵な景色でした。一生忘れないです。そんな中で、メジャーデビューの発表もあって……こんなに早くメジャーデビューできるとは思っていなかったので、すごく嬉しかったです。あの日は、一生忘れない、想い出の日になりました。

――メジャーデビューがサプライズで発表された時、どう思いましたか?

涼海:

いきなり会場が暗くなって、「美しく生きろ」が流れ出したんです。それで“ダラダラダラダラ……”って。

――ドラムロールが鳴り出したんですね?

籾山:

いえ、1回シーンとなって、動画がバーンって流れたんです(笑)。

涼海:

バン、バン、バーンみたいな感じだったんです(笑)。

籾山:

擬音が多い(笑)。

一同:

ははは(爆笑)。

涼海:

そんな感じで、よくわからないうちにメジャーデビューすることを伝えられたんですよ(笑)。ホントにサプライズでしたけど、すごく嬉しかったです。大好きなファンのみなさまと一緒に喜び合えたのもすごく嬉しかったです。

春野:

毎回、スタッフのみなさんはいろいろとサプライズを用意してくださるんです。いつも“どんな発表があるんだろう?”ってドキドキしているんですけど、“メジャーデビュー”っていう文字を見た時は、全然実感がなくて。言葉だけがすっと頭の中にあるだけというか、なんだか不思議な感覚になりました。1周年記念ライブを終えてから、ファンの方やいろいろな方に、お祝いの言葉をいただいたりするようになって、やっと実感が湧いてきました。

――メジャーデビュー日である2月21日(水)はもうすぐですけど、どんな気持ちですか?(取材は1月中旬に実施)

籾山:

私もホントに実感がなかったんですけど、リリースイベントがあったり、「美しく生きろ」のMVが公開されたりして、みんなで盛り上げているうちに少しずつ実感が湧いてきているところです。でも、実際これから何が起こるんだろうって、わからないことだらけなので心配です(笑)。こうやってインタビューを受けて、楽曲についていろいろ考えたりすると、本当なんだなっていう気持ちになりますし、CDのジャケットを見たりすると、これがみなさんの手元に届くんだなって嬉しくなります。これからこの曲で、テレビ番組にも出られたらいいなって思っています。

――2023年12月13日(水)放送の『FNS歌謡祭』に出演されましたよね。メジャーデビューを機にテレビなどへの露出の機会も増えそうですね。

籾山:

楽しみです!

春野:

私たち、まだオリジナル曲でテレビに出演したことがないんです。今年は、オリジナル曲で出たいなって思います。

涼海・松本・籾山・橋本:

(大きくうなずく)

籾山ひめり(高嶺のなでしこ)
涼海すう(高嶺のなでしこ)

この曲は高嶺のなでしこを代表する曲になる(涼海)

――メジャーデビューシングル「美しく生きろ/恋を知った世界」に収録される曲についてもお聞きしたいのですが、「美しく生きろ」はすでにライブでもかなりやっている曲ですよね?

橋本:

そうですね。やっとこの曲が世間に知られる日が来たんだなっていう想いがあります。この曲は、アイドルの真骨頂のような、アイドルの生き様を描いた楽曲で、HoneyWorksさんが高嶺のなでしこに歌ってほしいって作ってくださった曲なんです。それがメジャーデビュー曲になったというのは、すごくありがたいことだと思っています。

――両A面の2曲は対照的な感じですよね。「美しく生きろ」は今話に出たようにアイドルの生き様を歌っているのに対して、「恋を知った世界」は切ない恋心が描かれていて……。

春野:

そうなんです。“THE HoneyWorks”という感じのメロディに切ない歌詞で、もう天才です! 恋って、苦しいところも嬉しいところも楽しいところもあって、いろいろあると思うんです。それを1つのストーリーに詰め込んだような歌詞になっていて、すごく好きです。大切に歌いたいです。

――両A面の2曲で、アピールしたいポイントはありますか?

涼海:

「美しく生きろ」は、高嶺のなでしこができる前にメンバー1人ひとりの過去や、それぞれの想いが歌詞に入っていて。桃呼ちゃん(橋本)とも“ここの歌詞、いいよね”って言っているところがあるんですけど……《結果が全てでも この世界で生きていたい》の部分はアイドルの裏側というか、秘めた想いみたいなものが書かれていてすごく好きです。この曲は高嶺のなでしこを代表する曲になると思いますし、大切にしたいです。この曲が高嶺のなでしこだっていうことをアピールしたいです。

橋本:

アイドルの楽しいところとか元気なところというよりは、アイドルが必死に夢を追いかけて、全力で頑張っている姿が表れている曲で、今も話に出た《結果が全てでも この世界で生きていたい》なんて、どん底に突き落とされてもこの世界でやっていくんだっていう強いメッセージだと思うんです。そういうメッセージが込められた曲で、メンバー1人ひとりにもいろいろな過去がありますし……失敗したこともつらいこともあったそれぞれのストーリーを思い浮かべながら聴いてもらえたら嬉しいです。ダンスも激しいので、必死に髪を振り乱しながらやっていますし、その時、メンバーはそれぞれどんな表情をしているのか……楽しい顔をしているのか、つらい顔をしているのか。そこにも注目していただきたいです。

橋本桃呼(高嶺のなでしこ)

ライブで表現するのがすごく難しいんですけど……(春野)

春野莉々(高嶺のなでしこ)

――「恋を知った世界」のアピールポイントは?

松本:

女の子の恋心を表現した曲なんですけど、子どもから大人になるまでの女の子の成長過程で感じる葛藤などが表されている気がするんです。切なさや苦しさもあるんだけど、前向きな気持ちになる部分もあるので、歌詞に共感してもらえる曲だと思います。恋する女の子にぜひ聴いてもらいたいです。パフォーマンスでは、メンバーも少女マンガの主人公になったような感じで、それぞれに違う表現をしていると思うので、ぜひ注目して観てもらいたいです。

春野:

歌詞で好きなところがあって……“HoneyWorksさんあるある”でもあるんですけど、1番、2番、ラスサビで歌詞の表現の仕方がちょっとずつ変わっていくんです。1番は《染まる止まれ》って、“自分が染まっていくのを止まってくれ”っていう想いを歌っているんですけど、2番では《止まるなんて できないから諦めた》って、染まっていく自分を受け入れて、ラスサビでは《染まれ染まれ》って、今度は“自分が相手を染めたい”っていう気持ちが描かれていて。そういう気持ちの変化を表現しているところが好きです。ラストは《好きです》を3回くり返すんですけど、語尾に付いているのが“…”、“。”、“!”って変わるんです。ライブで表現するのがすごく難しくて……でも、そこも注目して観て聴いてほしいですね。

――最後の《好きです》は、ソロパートですか?

松本:

全員で歌っています。

――それぞれ工夫して歌っているんですね。

松本:

私はファンの方と目を合わせて歌うようにしていますね。

松本ももな(高嶺のなでしこ)

――ライブではここが見どころになりますね。

籾山:

見どころだと思います(笑)。私も好きな歌詞があって、《どんな子がタイプですか?》から《ダメでしょうか》までがすごく好きなんです。最初は男の子が苦手っていうようなところからスタートしているのに、だんだん積極的になっていくんですよ。主人公が、成長したことも感じますし、《ヤキモチとかうざいですか?》って可愛らしい部分もあるし、最後は《例えば私にするとか ダメでしょうか》ってちょっと積極的になっていて。苦しい想いもあるんだけど、この気持ちを伝えたいっていうような女の子の想いが表現されていて、すごく好きです。メンバーそれぞれ、TikTokで撮ったんですけど、みんな伝え方が違っていて、可愛いんですよ(笑)。みなさんもTikTokでぜひ撮ってみてほしいです。今青春している方、好きな人がいるけど、自分の気持ちをどう表現していいのかわからない方は、この曲を聴いて共感してもらえたらいいなって思います。

――「恋を知った世界」は、多くの人に共感してもらえそうですね。一方、「美しく生きろ」は、アイドルの方が聴いたら、すごく共感しそうですよね。

橋本:

確かに、同業者に聴いてほしいかも(笑)。

籾山:

同業者にも聴いてほしいし、夢がある方にも聴いてほしいです。挑戦することって、すごく不安もあると思うんです。特に私はそう感じてしまうタイプの人間で。そういう不安な気持ちがあっても、この曲は“諦めないで頑張って!”って背中を押してくれると思います。つらかった過去でも明るくしてくれるような楽曲……何かに一生懸命に取り組んでいる方の背中を押せる楽曲なんじゃないかなって思います。

高嶺のなでしこ

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高嶺のなでしこ[インタビュー後編]念願のメジャーデビューを経て見据えるネクストステージ「街に出たら高嶺のなでしこがどこかにいるような、そんな大きなグループになりたい」

高嶺のなでしこ「美しく生きろ」

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