再生可能エネルギー自給率100パーセントを目指して 梼原町で地域の電力担う会社を設立【高知】

環境省の脱炭素先行地域に選定された高知県梼原町が、地域の電力を担う株式会社を設立しました。

2月6日に梼原町で開かれたのが、町の電力事業を担う会社「ゆすはらエネルギー」の設立総会です。新会社は町が100パーセントの500万円を出資したもので、社長に就任した西村新一副町長が挨拶しました。

梼原町は、1999年に始めた風力発電事業を皮切りに再生可能エネルギー事業に積極的に取り組んでいて、2022年には環境省の脱炭素先行地域に選定されています。新会社は町の取り組みの中核を担うもので、今後新設する木質バイオマス発電所のほか、既存の太陽光や小水力、風力の電力を活用し、2050年には電力の再生可能エネルギー自給率100パーセントの実現を目指します。

新会社は当面、町が兼任しながら運営し、将来的には地元企業などと事業を進める方針です。

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