こんにちは。リビングふくおか・北九州Web地域特派員のもんちゃんです。
小倉城天守閣のイベント、小倉城、しろテラスと紹介してきましたが、最後のレポートは「小倉城庭園」です。
小倉城庭園とは
小笠原氏の別邸であった下屋敷(御遊所)跡を復元した大名の庭園と、典型的な江戸時代の武家の書院を再現し、それに茶室や展示棟を備えた文化施設です。
全国の小笠原一族の総領家でもあり「小笠原流礼法」の宗家として知られる旗本の小笠原家。礼法は「思いやりの心」と「もてなしの心」を大切にする日本の伝統的な文化のひとつ。
その心とともに、礼法の歴史や伝統的な生活文化を伝えていくための、日本で唯一のユニークな施設でもあります。
ビルに囲まれた都心にありながら、小倉城とともに、江戸時代の雰囲気を感じることのできる北九州市の名所です。
庭園やお点前、展示など見どころ満載
まずは書院ゾーンへ。書院造の本格的な木造建築物と庭園を楽しめます。
私は、ここへは何度訪れても不思議と飽きないんです。庭全体と小倉城を眺めていると、時間が経つのを忘れてのんびりしてしまいます。
次は体験ゾーンの「立礼席(りゅうれいせき)」。お点前を見ながらお抹茶と季節のお菓子が味わえる茶室です。
作法がよく分からない私でも気軽に茶の湯を楽しめました。最近は、海外からの旅行者も多いそうですよ。
続いて、庭園ゾーンへ。庭へ下りたのは初めてでしたが、書院棟から眺めるのとはまた違った良さを感じました。庭園にはぐるりと歩いて回れる小道があります。あまり知られていないそうなのですが、一部無料で入れるところもありました。この景色が無料で楽しめるなんて贅沢ですよね。
展示ゾーンは常設展示室と企画展示室があり、研修室も備わっています。
常設展示室では、公家社会や武家の儀礼・作法に関する展示を見ることができます。
企画展示室では企画展が開催されますが、取材時は小倉織の展示をしていました。
また、2月17日(土)~4月14日(日)は、「春を包んで風呂敷展」が開催されます。SDGsの観点からも注目されている風呂敷の展示の他、専門家のギャラリートークやワークショップなども開催。期間中、展示の入れ替えもあるので、何度訪れても楽しめそう。
最後は私がいちばん感動したスポット、「城見テラス」。これまでに小倉城庭園は何度か訪れたことがありましたが、こんなに小倉城を近くで見れる場所があるなんて、知りませんでした! 迫力ある小倉城を独り占めした気分になれますよ。
お抹茶をいただき、自然と文化に触れながら、ゆったりとした贅沢な時間を過ごすことができました。忙しい日常から解き放たれたくなった時は、都会のオアシスへ足を運んでみませんか。
小倉城庭園
入城料金 : 一般350円(2施設共通券 560円※1、3施設共通券 700円※2)
中高生200円(2施設共通券 320円※1、3施設共通券 400円※2)
小学生100円(2施設共通券 160円※1、3施設共通券 250円※2)
※1 小倉城、小倉城庭園
※2 小倉城、小倉城庭園、松本清張記念館
場所:北九州市小倉北区城内1-2(TEL 093-582-2747)
営業時間:4月〜10月 9:00~20:00(7月〜8月 金・土曜のみ 9:00~21:00)
11月〜3月 9:00~19:00
休館日:年中無休
ホームページ:https://www.kokura-castle.jp/
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