フィリーズ・ハーパーが契約延長を希望 現行の長期契約は残り8年

ブライス・ハーパーは2019年2月末に13年3億3000万ドルの大型契約でフィリーズに加入した。その長期契約はあと8年残っているが、ハーパーは契約期間中のどこかの時点でさらに契約を延長したいと考えている。日本時間2月19日、フロリダのキャンプ地でメディアの取材に応じたハーパーは「僕はここに長くいたいと思っている。どうなるか見てみよう」とコメント。今すぐに契約を延長することを望んでいるわけではないものの、38歳で終了する現行の契約をさらに延長したいと考えているようだ。

昨季途中から一塁手としてプレーしているハーパー。本来のポジションである右翼に戻る可能性を問われ、「右翼に戻ることはないと思う。その可能性が全くないとは言わないけれどね」と残りのキャリアを一塁手としてプレーしていく方針であることを明言した。昨季のフィリーズは正一塁手リース・ホスキンスの故障で一塁手を固定できない状況が続いていたため、ハーパーが一塁挑戦を志願。その結果、守備に不安を抱えるカイル・シュワーバーを指名打者として起用できるようになり、チームの総合力がアップしたという経緯がある。また、ハーパーの一塁守備は「ゴールドグラブ賞を狙える」と言われるほど評価が高い。

ハーパーは昨年のリーグ優勝決定シリーズで敗退した直後、デーブ・ドンブロウスキー編成本部長と話し合いの場を設けたという。「かなりいい会話ができたと思う」とハーパー。「僕が一塁を続けることがチームにとって素晴らしいことであるということを確認したんだ。チームが望むことであれば、僕はなんでもやる、ということを伝えた。一塁をやってほしいと言われたから、僕はその要求に応えるために全力を尽くすだけさ」とMVPを2度受賞したスーパースターでありながら、チーム最優先の姿勢を貫いている。

自身が希望する契約延長については「僕はここに長くいたいと思っている。40代までプレーしたいんだ。それが僕にとって一番重要なことだし、それを実現させたいと思っている」とコメント。その一方で「チームにとって、ほかに対応しなければならない選手がいることは理解している。ザック・ウィーラーとの契約延長がチームにとって重要だと思うからね」とも話しており、適切なタイミングで自身の契約延長交渉が行われることを望んでいるようだ。

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