イスラエル・アラブ諸国関係正常化、数カ月内に機会=米国務長官

Humeyra Pamuk

[ミュンヘン 17日 ロイター] - ブリンケン米国務長官は17日、イスラエルがアラブ近隣諸国との関係を正常化する「またとない機会」が今後数カ月のうちに訪れると述べるとともに、パレスチナ国家建設の必要性を強調した。

ミュンヘン安全保障会議のパネルディスカッションで「事実上全てのアラブ諸国がイスラエルをこの地域に統合し、関係を正常化することを望んでいる」と述べ、パレスチナ自治政府活性化しパレスチナ人をより適切に代表できるようにする取り組みをアラブ諸国が主導していると明らかにした。

その上で「イスラエルの安全も確保できるパレスチナ国家建設はこれまで以上に急務だと思う」と語った。

米政権はサウジアラビアとイスラエルの関係正常化に取り組んでいる。サウジと他のアラブ諸国はこの取引の一環としてパレスチナ国家建設を求めている。

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