汚染水漏れ、周辺の土壌回収完了 地表面の放射線量戻る 東京電力福島第一原発

福島第一原発で汚染水が漏れた問題で、東京電力は、汚染したとみられる土壌をすべて回収したと発表しました。

7日、福島第一原発の汚染水を浄化する装置の排気口から、放射性物質を含む汚染水1.5トンが漏れました。漏れた汚染水の大半は地面に染み込んだとみられ、東京電力はこれまで汚染したとみられる土壌などの回収を進めていましたが、18日までに全ての回収を終えたと発表しました。

回収した土壌はおよそ30立方メートルで、作業終了後の地表面の放射線量は毎時0.014ミリシーベルトと、作業前の水準の毎時0.02ミリシーベルト以下であることが確認されたということです。

東京電力は今後、掘削した地面やコンクリートの復旧作業を進める予定です。

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