Apple Music“クラシック専用アプリ”のCMでアリス=紗良・オットらが奏でているのは?

Appleが、クラシック音楽のために設計された専用アプリ「Apple Music Classical」を1月24日より日本でもサービス開始。あわせてTV-CM「ラシックを聴くためのアプリが新登場。」が公開されました。

CMは、男性が自宅ソファでくつろいでいる場面から。男性がアーティスト名「アリス=紗良・オット」で検索すると、劇場で一人ピアノを奏でるアリス=紗良・オットの姿が映し出されます。作品番号「Op.15」が画面に打ち込まれると、舞台は明るくなり、女性指揮者カリーナ・カネラキスの指揮ぶりを合図にオーケストラが絢爛な演奏を披露。アーティストや指揮者、作曲家、楽器など、クラシック特有の楽曲検索に特化したアプリで、豊かな音楽体験が手軽に楽しめることを伝えるCMとなっています。

CMに登場するアリス=紗良・オットは、2008年に19歳でドイツ・グラモフォンと専属契約を結び世界中から注目浴びた才色兼備のピアニスト。フランチェスコ・トリスターノやオーラヴル・アルナルズらとの共演作やフランス・ピアノ名曲を取り上げた初の小品集『ナイトフォール』をはじめとした注目作を多数発表したほか、人気指揮者クラウス・マケラの2022年の来日記念時にソリストを務めるなど、躍進を続けています。

また、カリーナ・カネラキスも2019年にオランダ放送フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者に就任。同放送フィルが女性を首席指揮者に迎えたのは史上初で、こちらも現代を象徴する才媛。このCMで演奏を奏でているのもオランダ放送フィルハーモニー管弦楽団です。

楽曲は、「ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 作品15 第1楽章 アレグロ・コン・ブリオ」。アリス=紗良・オットは昨年、カリーナ・カネラキスの指揮、オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団とともに、自身が長く取り組んできたベートーヴェンの作品集『ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番、エリーゼのために 他』を発表しており、同楽曲は冒頭に収録されていますが、CMでは新たに録音されたものが使用されています。

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