「入札制度などに問題ないか検証が必要」道路工事汚職で県専門部会初会合/千葉県

「入札制度などに問題ないか検証が必要」道路工事汚職で県専門部会初会合/千葉県

 千葉県が発注した工事の入札を巡り、県北千葉道路建設事務所の前の所長が逮捕・起訴された汚職事件で、再発防止策を議論する県の検討会議のうち入札のあり方などを検証する専門部会の初会合が2月19日、県庁で開かれました。

 初会合を開いたのは、事件を受け県が設けた検討会議のうち、入札のあり方や入札情報の管理などについて検証する県土整備専門部会で、委員には弁護士や公認会計士ら4人が選ばれました。

 部会長に選ばれた安田博延弁護士は会の冒頭、「入札制度や事務の仕組みに問題がないか検証が必要だ」と述べました。

 会議は冒頭以外非公開で行われ、終了後に取材に応じた安田部会長は、19日は「検討の方向性を確認した」と説明しました。

 このうち入札契約のあり方では、国や他の自治体と比較し、より情報漏えいのリスクが低く、透明性、公平性が高い制度を検討していくということです。

 県の検討会議にはほかに総務専門部会も設置されていて、業者からの金品の受け取りがないかどうかなど、全庁で実態調査を行います。

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