開催地の“顔”としてオールスターを盛り上げたハリバートン「今までで一番の週末」

2月17日(現地時間16日、日付は以下同)から19日にかけてインディアナ州インディアナポリスで開催された「NBAオールスター2024」。NBAオールスタゲームは史上初の200点超えの試合でイーストが勝利し幕を閉じたが、開催地代表のインディアナ・ペイサーズチームが優勝したスキルズチャレンジや、デイミアン・リラードが2連覇を達成した3ポイントコンテスト、同じくマック・マクラングが2連覇を達成したスラムダンクコンテストなど、随所で見どころにあふれたウィークエンドとなった。

オールスターゲームではスターターに選出され、開催地インディアナポリスの“顔”として今年のオールスターを盛り上げたタイリース・ハリバートンは、会見で「このウィークエンドはこれまでで一番のものになった」と語った。

「会場はエネルギーで満ち溢れていたし、このオールスター全体がとてもエキサイティングなんだ。みんな同意してくれると思うけど、オールスターの一員としてこのウィークエンドに関わることができるのはとても喜ばしいものなんだ。地域社会のために活動ができて、NBAを盛り上げる活動も楽しい。レギュラーシーズンではタイトなスケジュールですぐに移動しなければいけないから、このウィークエンドでは他のチームの選手たちがこの街を味わってくれるというのもすごく良いことだと思うよ」

ハリバートンは、チームメートのマイルズ・ターナー、ベネディクト・マサリンとともに「チーム・ペイサーズ」としてスキルズチャレンジに出場。延長ラウンドではハーフコートからのシュートを沈め、見事チームを優勝に導いた。現地メディア『ESPN』のインタビューで来年のスキルズチャレンジ出場を問われたハリバートンは笑顔で「ノー。今日を持ってスキルズチャレンジから正式に引退します」と冗談交じりに即答したが、優勝の背景には抜きん出たチームワークがあると語った。

「僕たちは長い時間をともに過ごしており、もはや兄弟みたいなものなんだ。NBAもそうだと思うんだけど、今のプロフェッショナルの世界では個々の能力が重んじられていて、仲間意識やチーム内の関係性といったものはそれほど重要視されない風潮にある気がするんだ。でも、勝利という共通認識をもって一致団結することで結果を残すことができれば、その風潮に対して何か示すことができるんじゃないかと思ってるよ」

今シーズン初めて導入された「インシーズン・トーナメント」では、ハリバートンの語るチームワークによって破竹の勢いで勝ち上がり、ロサンゼルス・レイカーズとの決勝戦まで駒を進めたペイサーズ。大盛況に終わったオールスターウィークエンドを経て、より強固になったチームワークがシーズン後半戦の勢いにつながっていくことを期待したい。

【動画】地元開催の祭典で活躍したタイリース・ハリバートンのプレーハイライト映像

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