S&P500の24年末目標、5200に引き上げ=ゴールドマン

[18日 ロイター] - ゴールドマン・サックスは米主要株価指数S&P総合500種<.SPXの2024年末の目標を5200に引き上げた。現在の水準を約4%上回る。構成企業の業績見通しが改善していることが理由。

従来の目標は5100だった。米国のインフレ鈍化と早期利下げ観測を背景に、昨年12月に4700から引き上げていた。

ゴールドマンは16日、S&P500構成企業が24年に8%の増益を確保すると予想。米経済の見通し改善や超大型銘柄の利益率上昇を反映した。

ゴールドマンのリードストラテジスト、デービッド・コスティン氏は、世界経済の強い成長率と若干のドル安が企業の1株利益を下支えする見込みで、金利低下と原油安が多少の下押し要因になると予想。

巨大ハイテク7銘柄「マグニフィセント・セブン」をはじめとする超大型株の好業績が24年にS&P500構成企業全体の利益を押し上げる見通しだとした。人工知能(AI)分野の成長や力強い消費が売上高や利益率の伸びを促進すると見込んだ。

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