竹財輝之助が「厨房のありす」に登場。“心護”大森南朋の元恋人で、“倖生”永瀬廉の亡き父役

竹財輝之助が、日本テレビ系連続ドラマ「厨房のありす」(日曜午後10:30)に出演することが分かった。

門脇麦が主演を務める「厨房のありす」は、舞台演出家、映画監督でもある玉田真也氏が脚本を手掛けるオリジナル作品。生きづらさを抱える人々が織り成す、少し切なくて温かい“新時代のハートフル・ミステリー”だ。ハンディがあったり、マイノリティーだったりする登場人物たちの心温まるヒューマンドラマでありつつ、ある事件の謎を解き明かすミステリーの側面もある。

「料理は化学です」が口癖の自閉スペクトラム症の料理人・八重森ありす役を門脇が演じ、ありすの料理店にアルバイトとして転がり込む青年・酒江倖生役を永瀬廉King & Prince)、ありすの父親で有機化学を教えるゲイの大学教授・八重森心護役を大森南朋が務めている。

第5話では、恋愛の“好き”という気持ちを知りたいありすが、心護に「お父さんには、好きな人はいましたか?」と聞き、そこで語られたのが、かつての恋人・十嶋晃生(竹財)との思い出だった。

子ども好きの晃生は、ゲイカップルでも子どもを持てる未来を信じており、その影響で心護はありすを引き取り、親になることを決心したのだ。結局、周囲にゲイであることを伝えられず、晃生は親の勧めで女性と結婚。今より偏見が強い時代で、心護にとっては悲恋だったが「ありすとこうして一緒にいられるのは、晃生のおかげだって、今でも思う」と、その胸中をありすに告白した。そして、心護は晃生の命日に墓参りをする。そこに仏花を携えた倖生が現れる。

竹財が演じる晃生は、既に他界している倖生の父。もともと五條製薬の研究員で、心護の恋人だった。真面目で不器用だが、心優しく、その分傷つきやすくもある人物だ。

「今回お話をいただき、尊敬する先輩方と共演させていただけてすごく幸せです」という竹財は、「心護の過去に関わる人物ですが、僕も皆さまと同じでこの先どういった物語なのか台本が届くのを心待ちにしております。『ありすのお勝手』(ありすが営む店)に行かれなさそうなので残念でなりません。よだれを我慢しつつ、皆さまと一緒にテレビの前で堪能いたします」とメッセージを寄せている。

第6話。「お父さんを殺したのは、僕だ」――その心護の衝撃の告白に、倖生は…!? 一方、倖生への恋心を自覚したありすは、幼なじみ・三ツ沢和紗(前田敦子)の家で作戦会議を開く。三ツ沢家の面々から「積極的なアプローチが大事だ」と教わり、ありすはあの手この手で倖生の心をつかもうとする。

そんな中、「ありすのお勝手」が突然、大繁盛になる。ひっきりなしに客がやって来て、倖生と和紗はてんてこ舞い。店始まって以来の盛況ぶりに、ありすは張り切って腕を振るう。しかし、この繁盛が後に思わぬ事態を招く。

なお、TVerでは、「厨房のありす」第1~3話、最新話が無料配信中。さらに、TVerオリジナルコンテンツとして、主人公・ありす直伝の化学の力で簡単においしく料理を作る方法も配信中だ。ありすがドラマの中で作った料理レシピも、番組公式SNS、公式サイト、クックパッドの番組公式アカウント「厨房のありすのキッチン」で随時公開されている。

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