能登地震の被災地、車で支援を 宮城のカーシェアリング協会

能登半島地震の被災地で行われている、車の貸し出しの様子=1月、石川県七尾市(日本カーシェアリング協会提供)

 被災者に無料で車を貸し出している日本カーシェアリング協会(宮城県石巻市)が、能登半島地震の被災地を支援しようと、車の寄付を全国に呼びかけている。廃車予定の車も歓迎しており、解体して部品を換金し、活動費に充てる。

 東日本大震災を契機に活動する協会は1月中旬以降、石川県七尾市や輪島市に拠点を設置。貸し出し要望は2月18日時点で975件に上った。事業部長石渡賢大さん(34)は「車が主たる交通手段で、細い道も多い。過去の災害と比べて要望が多く、特に小型車が求められている」と話す。

 車の状態で判断し、場合によっては換金してスタッフの人件費や車両の維持費に役立てる方針だ。

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