春節連休の香港特区訪問客数、内地からは18年同期超え

春節連休の香港特区訪問客数、内地からは18年同期超え

お祝いムードが高まる香港湾仔(ワンチャイ)の利東街。(1月31日撮影、香港=新華社記者/陳鐸)

 【新華社香港2月19日】中国香港特別行政区政府の報道官は18日、10~17日の春節(旧正月)連休中の訪問客数が18年同期の水準に回復し、うち内地からの訪問客数はこれを上回ったと明らかにした。

 入境事務処の速報値では、連休8日間の訪問客数は延べ約143万6千人となった。内地からは125万5千人で、1日当たりでは18年同期を超え、23年の労働節(メーデー)連休を25.3%、国慶節連休を14.9%それぞれ上回った。ピークは12日の約18万6千人だった。広東省の広州、深圳両市と香港を結ぶ「広深港高速鉄道」の発着駅である香港西九竜駅口岸(通関地)の利用者が最多で、深圳の羅湖口岸が次いだ。内地からの団体ツアーは約1980組で、6万6千人ほどが参加した。

 報道官によると、訪問客は8日間で香港の主要観光スポットを巡り、各地でにぎわいをみせた。連休中のホテルの客室稼働率は80%を超えた。

 特区政府文化スポーツ・観光局の楊潤雄(よう・じゅんゆう)局長は、特区政府として経験を総括し、引き続き調整作業を行い、観光客の香港訪問体験を向上させると表明した。

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