遊園地「那須ハイランドパーク」を運営する藤和那須リゾート(那須町)は19日、2017年に運転を停止したアトラクション「バットフライヤー」を再開させるため、クラウドファンディング(CF)で資金調達をすると発表した。
バットフライヤーは、座席が前後に並んだ2人乗りのつり下げ式コースターで、同社によると現存するのは日本で唯一だという。約15メートルの高さまで上昇し、全長147メートルのコースを滑空する。多くの来園者に愛されたが、当時の製造会社が倒産したため、2017年10月で運転を終了した。
アトラクションは現在、動かないまま園内にあり、復活を希望する声も多数あった。今後、遊具の設計・製造を行う企業と連携してバットフライヤーを動くようにするだけでなく、ミスト噴射などの仕掛けを新たに追加する予定だ。
CFは3月17日まで、CFサイト「キャンプファイヤー」で受け付けている。目標金額は600万円。同社によると、千円〜100万円のコースがあり、返礼品は年間パスポートや非売品のTシャツなどを用意している。