「本当に歯がゆかった…」五十嵐カノア、世界最高峰ツアー第2戦で強敵下しベスト8進出!「次のヒートが本当の勝負」【サーフィン】

現地2月18日、ハワイ・オアフ島のサンセットビーチでワールドサーフィンリーグ(WSL)2024チャンピオンシップ・ツアー(CT)の第2戦「ハーレープロ・サンセットビーチ」のラウンドオブ16を決める戦いが行われ、パリ五輪サーフィン日本代表に内定している五十嵐カノアがベスト8進出を決めた。

五十嵐は、ラウンドオブ32で南アフリカ共和国のマシュー・マクギリブレイと対決。五十嵐は序盤から得点を重ね、終盤マクギリブレイも追い上げるをみせるも、五十嵐がトータルスコア13.50ポイントで逃げ切りフィニッシュ。ラウンドアップを決めた。
ラウンドアップを決めた五十嵐は、ラウンドオブ16で同郷である米カリフォルニア出身のグリフィン・コラピントと対決。序盤から波のコンディションが悪く、動きのない時間が続いた。試合に決着が付いたのは残り2分、五十嵐がおそらく最後のチャンスになるであろう波を捉えテイクオフ。見事にメイクし、3.10ポイントをマーク。トータルスコア8.43ポイントでベスト8進出を決めた。

五十嵐は、過去2戦、23年「リップカールプロ」ラウンドオブ16と22年「エルサルバドルプロ」準々決勝で、グリフィン相手に敗れており、雪辱を果たす結果となった。

ラウンドオブ16の戦いについて試合後のインタビューで「本当に大事な一戦だった」と振り返り、続けて「次のヒートが本当の勝負」と気持ちを新たにした。

また、五十嵐は自身のインスタグラムを更新。「今日のサンセットは、本当に歯がゆかった」と思うようなサーフィンが出来なかったことを綴りつつ、「水曜日に行なわれるであろうファイナルに向け、重要なヒート2勝を挙げることができて良かった」と次戦に繋げることができた喜びを伝えた。

投稿をチェックしたファンからは「前進あるのみ!」「今日のプレー良かったよ」「カノア君やったね」「むちゃくちゃかっこいー」「GOカノア」「ドキドキしました!流石です」「サンセットビーチの波が簡単そうに見えた」など、ラウンドオブアップを決めた五十嵐を称えるメッセージが寄せられた。

今試合でラウンドアップを決めた五十嵐は、準々決勝のヒート1で、米オアフ島・ホノルル出身のセス・モニーツと対戦する予定だ。

大会は2月22日までとなっており、波のコンディションを評価した上で、競技開始が決定される予定だ。

構成●THE DIGEST編集部

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