仲邑菫、韓国移籍前の最後は白星 「10歳プロ入り内容濃かった」

韓国移籍前最後の公式戦を白星で飾った仲邑菫三段=19日午後、東京都千代田区の日本棋院

 囲碁の第35期女流名人戦リーグは19日、東京都千代田区の日本棋院で打たれ、仲邑菫三段(14)は牛栄子扇興杯(24)を破り、韓国移籍前最後の公式戦を白星で飾った。移籍は3月2日付で、15歳の誕生日。

 仲邑三段は対局後、「10歳でプロ入りさせていただき、いろいろなことを経験できた。すごく内容が濃かったし、とても楽しかった」と日本での棋士生活を振り返り、「韓国はもっと厳しくなると思うので、もっともっと努力して強くて尊敬される棋士になりたい」と意気込みを語った。

 仲邑三段は韓国棋院の客員棋士として活動し、プロ入り時からの目標である「世界で戦える棋士」を目指す。

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