三笘への悪質タックル…シェフィールド・ユナイテッドDFに“常習性”あり? 元選手は指揮官に同情「こんなことをする選手を持って……同情するよ」

写真:シェフィールドのホルゲイトが三笘に悪質タックルを見舞ったシーン

現地時間2月18日に行われたプレミアリーグ第25節のシェフィールド・ユナイテッド戦でブライトン所属の日本代表MF三笘薫が危険なタックルを受けた件について、イギリスのデータ分析会社『Opta』が公式X上で興味深いデータを紹介している。

三笘は、シェフィールド・ユナイテッド戦の前半13分にイングランド人DFメイソン・ホルゲイトの悪質なタックルを受け、ピッチに倒れ込んだ。当初、主審はホルゲイトにイエローカードを提示したが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が介入した結果、判定が変更に。ボールとは関係なく右足裏が三笘の左ひざ付近に直撃していたことでホルゲイトにはレッドカードが提示され、一発退場となった。

苦悶の表情で足を押さえて倒れ込んだ三笘だったが、幸い負傷には至らずプレーに復帰。相手のオウンゴールを誘発するなどの活躍を披露し、チームの5-0の大勝に貢献した。試合後には、ボスニアヘルツェゴビナ代表DFアネル・アフメドジッチが「意見を聞かれたならば、僕はレッドカードではないと思う」とコメントする一方で、クリス・ワイルダー監督は「タックルのタイミングは間違っていたし、正しい判断が下された」と見解を述べるなど、“加害側”のシェフィールド・ユナイテッド内でもファウルに対する意見が分かれている。

『Opta』は、危険なタックルを見舞ったホルゲイトに関するデータを公開。それによると、2021-22シーズン以降のプレミアリーグ3シーズンにおいて、最多となる3枚のレッドカードが提示されているのはホルゲイトのみだという。さらに、前半13分でのレッドカードは、2022年10月に行われたフラム vs ニューカッスル戦のMFナサニエル・チャロバー(前半8分)に次ぐ記録となっている。

なお、ホルゲイトのタックルについては批判的な反応が多数を占めている。イギリスメディア『スカイスポーツ』で解説を務める元イングランド代表MFジェイミー・レドナップ氏は「これは私がここ数年見た中で最悪なタックルの一つ」とコメント。「彼(三笘)の幸運には感謝するしかない。そうでなければ、キャリアが終わっていたかもしれないからね。こんなことをするような選手を持ったクリス・ワイルダーには同情するよ」と、ホルゲイトを厳しく糾弾している。

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