九州南部・奄美で「春一番」 昨年より9日遅い

 鹿児島地方気象台は19日(月)夕方、九州南部・奄美で「春一番」が吹いたと発表した。昨年より9日遅い発表となった。なお、きょうは九州北部(山口県を含む)でも、春一番が吹いたと発表があった。

 日本海に低気圧があり、東へ進んでいる。このため、九州南部・奄美は南よりの風が強まり、気温も高くなった所が多かった。

【19日(月)の最高気温・最大瞬間風速(15時まで)】
 鹿児島 20.3℃・南南東13.7メートル(08:41)
 宮崎 20.6℃・南西10.3メートル(10:43)
 種子島 22.9℃・南南東19.0メートル(14:04)
 名瀬 25.9℃・ 南西12.0メートル(13:10)
 沖永良部 23.8℃・南南東11.8メートル(10:05)

春一番について

 春一番は、立春から春分の間に低気圧が日本海を進み、暖かな南風が強く吹き、前日より気温が上昇した最初の日に発表される。気象庁では、九州から関東にかけて春一番の発表をするが、基準を満たさず発表されない年もある。なお、九州南部・奄美における「春一番」は、下記事項を目安として総合的に判断して発表される。

1、期間は立春から春分までの間
2、低気圧の影響で、8メートル以上の南よりの風が吹く
3、気温が上昇する

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