キャリアも”相互乗り入れ” 鉄道業界の人手不足解消に向け 枠組み拡充

キャリアも”相互乗り入れ” 鉄道業界の人手不足解消に向け 枠組み拡充

 鉄道業界の人手不足を解消しようと、全国各地の民間鉄道会社の間で相互に人材の移動が可能となる枠組みが大幅に拡充されました。

 この枠組みは結婚や配偶者の転勤、家族の介護などで就労が難しくなった社員を日本民営鉄道協会に加盟している私鉄各社が相互に受け入れるものです。

 千葉県内では京成電鉄や銚子電鉄、いすみ鉄道などが参加しています。

 6年前に大手私鉄でスタートした枠組みに今回、中小の私鉄も加わったことで参加する企業は全国36都道府県で80近くに上り、日本民営鉄道協会によりますと、私鉄があるほぼすべての県を網羅しているということです。

 所属会社を通じて民鉄協会に利用を申し込むと、希望先の鉄道会社の窓口を紹介するということで、受け入れについてはそれぞれの会社との間で検討します。

 日本民営鉄道協会は「鉄道の安全・安定輸送を全国的に維持すると共に、業界内の多様な働き方の実現や人材確保・ノウハウの継承などに取り組みたい」としています。

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