『Glee/グリー』から去るつもりだった!マシュー・モリソンが明かす

米FOXにて2009年から6シーズンにわたって続いた大ヒット青春ミュージカルドラマ『Glee/グリー』のウィル・シュースター役マシュー・モリソンが、降板したいと思っていた時期があったことを明かしている。米Entertainment Weeklyが伝えた。

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あの悲劇がゆえに計画を変更

アーティ・エイブラムス役のケヴィン・マクヘイルとティナ・コーエン=チャン役のジェナ・アシュコウィッツがホストを務めるポッドキャスト番組『And That's What You REALLY Missed(原題)』に出演したマシューが、『Glee』に満足していない時期があったことを告白。自分が望むような形で起用されていないと感じた彼は、シーズン5で降りたいことを製作陣に伝えたそう。「別に作品に対して無礼を働きたいわけじゃなかった。番組が人気を博していたから、僕は“もしかしたら番組を降りて、映画とか何か違うことができるかもしれない”って感じに思っていた。そして彼らも降板を了承してくれたんだ」と、降板する予定だったことを明かしている。

しかし、シーズン5の放送が始まる数ヵ月前の2013年7月に共演者仲間であるフィン・ハドソン役のコーリー・モンテースが31歳という若さで急死したことで、計画変更を余儀なくされた製作陣は、マシューに降板させることはできなくなったと告げたそう。「フィンに続いてウィルも去らせるわけにはいかなかったから」と当時を振り返るマシュー。とはいえ、頭では理解できても、感情面で折り合いをつけるのは難しかったようだ。「もちろん僕は理解した。“そうだよね、分かるよ”って感じで。自分自身の欲求や利己的なニーズと、素晴らしい友人を失った悲しみに折り合いをつけようとして複雑な感情がたくさん生まれたけどね。それでもプロとしてちゃんと自分の仕事をしたよ。出演料も上げてくれたし。それも大きかったね」

そもそもマシューが降板したいと考えたのは、キャラクターの方向性が変わったため。当初の彼はその理由を自分のパフォーマンスがうまくいかなかった結果だと考えていたが、実際には教師よりも生徒の物語を求める若い視聴者のための変更だったことに気が付いたという。「僕は被害者意識を感じてしまったんだ。僕(の出来)が酷いから物語もそういう風に変わっていったんだって感じにね。でもファン層を見れば分かる。みんな、シュースター先生を見たいんじゃなくて、生徒たちを見たいんだ。僕も納得できたよ」

(海外ドラマNAVI)

参考元:米Entertainment Weekly

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