ロール機に巻き込まれた作業員死亡 製造会社と工場長に罰金30万円

滋賀県彦根市

 繊維製品製造業(福岡県久留米市)の彦根工場で昨年9月、男性作業員(62)が死亡した事故で、彦根区検は、同社と、彦根工場長の男性(56)を労働安全衛生法違反の罪で略式起訴した。8日付。彦根簡裁は9日、それぞれに罰金30万円の略式命令を出した。

 起訴状によると、工場長は昨年9月6日、滋賀県彦根市西葛籠町の彦根工場で、繊維を通すロール機のロール部分に作業員が巻き込まれる恐れがあったのに、囲いを設けるなどの危険を防止する措置を講じなかった、としている。男性作業員はロール機に左腕から上半身の一部を巻き込まれて死亡した。

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