ヤン・セジョンの素顔がダダ漏れ! 独自の世界でファンを笑顔に

「愛の温度」「30だけど17です」「イ・ドゥナ!」などに出演する人気俳優、ヤン・セジョンが、約4年ぶりとなる来日イベント「YANG SE JONG FANMEETING TOUR IN JAPAN [You & I,Again]」を、1月6日に東京・江戸川区総合文化センター大ホールで開催した。

自身が「気分がいい時に歌う好きな曲」という「It was just in love」を歌いながらステージに登場。「久しぶりのファンミーティングで緊張していますが、ワクワクもしています! 会いたかったです!」とファンに手を振りながらあいさつしたセジョン。兵役を終えて「余裕ができたような気がする」と心境の変化を伝え、入隊中はファンからの手紙に励まされていたと告白した。

昨年10月に「ファンと日常を共有したい」とInstagramを開設したセジョンが、「10枚ぐらいしかなかった」という自撮り写真から、貴重なカットを公開したほか、普段よく聴いている楽曲のプレーリストを紹介。その中で、レディー・ガガの「Always Remember Us This Way」が特にお気に入りだというと、「聴かせてください」というMCに「えっ!」と一瞬困惑するセジョン。スタッフに対して「曲を流してほしい」と伝えたMCの言葉を、自分に「歌って」と言われたと勘違いして焦るなど、時折、独自の世界を見せるセジョンをファンはほほ笑ましく見守った。

その後、最新作「イ・ドゥナ!」については、イ・ウォンジュン役を演じるにあたり、「台本にないような微妙な気持ちを伝えることが難しかった」と振り返った。「アドリブもたくさんしましたが、カットされた気がする」と笑わせ、「僕の存在は消して、ドゥナの立場で見てもらえたらより楽しんでもらえるのではないか」と語った。

また、ファンからの質問に答えるコーナーでは、ソウル旅行でのおすすめの店や、来日時の空港で、ユ・ヨンソクと遭遇した際のエピソード、俳優になっていなければ、「舞踊家かフォトグラファーになりたかった」などとプライベートトークを展開した。

イベント後半は、1階客席をくまなく回りながらファンと近距離で交流。ステージに戻った後、2階席のファンに「ご理解ください」と申し訳なさそうな様子を見せたセジョンだが、「やっぱり行きます!」と息を切らせながら2階席にも登場し、ファンを喜ばせた。

そして、「セジョンとデートするなら?…①スカイツリー ②花やしき ③サンシャイン水族館 ④代々木公園」などの4択からファンがどれを選んだかセジョンが予想する「FanPickセジョン」のコーナーへ。

「もう一度見たいキャラクターは…①『浪漫ドクター キム・サブ』のト・インボム役 ②『愛の温度』のオン・ジョンソン役 ③『30だけど17です』のコン・ウジン役 ④『イ・ドゥナ!』のイ・ウォンジュン役」では、②と予想したセジョン。予想通り、ジョンソンがファンの票を集めたが「この世の中にこんな男はいませんよ(笑)」とつれないコメント。それでも、劇中人気だった、ジョンソンがヒョンス(ソ・ヒョンジン)にキスを迫りながら言うセリフ「いやなら背けて」を、ジョンソンでは恥ずかしいからと“セジョンスタイル”で再現し、会場を沸かせた。

会場から選ばれたファンのリクエストに応えて即興劇を披露する場面では、「可愛くてごめん」を踊ることになるものの、振り付けを知らずにステージをぐるぐる回り、「ただ思いつくままに踊ってみました」と苦笑した。

終盤には、「本当にもう終わりなんですね」と名残惜しそうなセジョンが、ファンへの感謝の思いをつづった直筆の手紙を読み上げ、アンコールで歌う予定だったという「Love, Two」をそのまま披露。気持ちを込めて歌い上げたセジョンは、歌が終わっても帰ろうとしない観客に向け、「ありがとうございました! 本当に終わりですよ。皆さん、立ち上がってください~。愛しています」と呼び掛けながら、ステージを後にした。

取材・文/斉藤和美

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