ヘンリー王子、チャールズ国王のがん発覚も王室に戻る可能性はゼロ

ヘンリー王子、父がんも王室に戻る可能性はゼロ(C)AFLO

2020年に英王室を離脱したヘンリー王子。王室は今、父チャールズ国王にがん発覚、義姉キャサリン皇太子妃が腹部の手術を受け療養を続けていることで、人手不足が懸念されているが、それでも、一度王室を出たヘンリー王子に戻るチャンスはないようだ。

現地時間2月5日に、王室がチャールズ国王のがんを公表したことをうけ、いち早く帰国し、ロンドンで父を見舞っていたヘンリー王子。Page Sixによると王子は、もし頼まれたら、喜んで公務に戻るつもりだったそうだ。

「こういったことは、ヘンリー本人が自ら申し出ることではありません」と述べつつ、「チャールズ国王が王子に助けを求めた場合、彼が断わるとは考えにくいです。挑戦すると思います」と関係者がコメントしていたという。

しかしDaily Mailによると、王室関係者は、王子が公務に戻る可能性は「ゼロ%」と断言しており、王子が戻ることは「あり得ない」ようだ。

そもそも王子は、王室離脱前に行われた家族会議「サンドリンガムサミット」で、完全に王室を離れるか、残るかのどちらか選択を迫られ、曖昧な立場は許されなかったとされている。たとえ国王が病気であろうとも、この取り決めが覆ることはないそうだ。

王室によると、国王は先月前立腺肥大の治療のため入院した際にガンの一種が見つかったといい、今後外来で治療を続けるる間、人前に出る公務は控えるとした。スナク首相の談によると、早期発見だったようだ。これを受けて王子はロンドンに飛び、クラレンス・ハウスで父と面会を果たした。報道によると、父との面会時間はおよそ30分だったそうで、ロンドンでの滞在は24時間だった。

ヘンリー王子は情報番組『グッド・モーニング・アメリカ』のインタビューで、「父から病気を聞き、飛行機に飛び乗って、出来る限り早く会いに行った」とコメント。「家族を愛しています。飛行機に乗り、父に会って共に時間を過ごせたことに感謝しています」と述べていた。

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