「昔はもっといた」コハクチョウ北帰行始まるも過去30年で最も少ない255羽 春の陽気も21日には一転か【長野】

長野市で今年最高の19.6℃を観測するなど、19日も信州は春の陽気に包まれました。

安曇野市では、飛来するコハクチョウが過去30年で最も少なくなっています。安曇野市の犀川(さいがわ)白鳥湖では、コハクチョウが次々と北に向けて飛び立って行きました。

■小諸市から
「これから飛んで帰るんだからすごいよね」「場所を忘れずに行って帰ってくるからすごいと思う」
子どもも目を奪われます。
■上田市から「かっこいい」「鳴いてる」

ここにも暖冬の影響が出ています。
アルプス白鳥の会によると、今シーズン飛来したコハクチョウは、過去30年で最も少ない255羽。東北地方などでも雪が少なく、餌が十分にあったため信州まで南下しなかったということです。

■小諸市から
「昔若い頃に来た時はもっとずっといっぱいいたんですよ ちょっとぐらいですね」
「(見られて)よかったです」

■大槻瞳アナウンサー
「長野市は雲間から時折太陽が顔を覗かせて春のような陽気です 風が少し吹いているけど薄手の羽織りでちょうどいいくらい」
長野市の最高気温は20℃目前の19.6℃。今年最も気温が高くなりました。

■長野市民「暖かいです」
■長野市民「去年より暖かくなるのが早いと思う」
■長野市民「今ちょっと汗ばんでいるので暑いと思った 春みたい」

19日の県内は暖かい空気が流れ込み、飯山で17.9℃、野沢温泉で16.2℃と2月の観測史上最高を観測。
そのほか、松本15.1℃、上田16.3℃など、ほとんどの地点で、4月並みの春の陽気となりました。
松本城では、春の訪れを告げる梅の花が咲き始めています。

■千葉から
「暖かい方だと思う もっと寒いかと思っていた」
■千葉から
「厚着してきてしまったんですけど、思ったより暖かくて暑いかなというぐらい厚着してきて失敗している」

長野地方気象台によると、春の陽気から一転、21日から気温が下がりそうです。

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