FC東京の20歳松木玖生が目指すは遠藤&守田越え 「今すぐには無理だとしても」

FC東京の新背番号「7」松木玖生(20)[写真:©超ワールドサッカー]

19日、Jリーグが23日の2024シーズン開幕を控えて都内でPRイベントを開き、各クラブの選手が意気込みを語った。

FC東京はJ1リーグ第1節(24日)でセレッソ大阪と敵地ヨドコウ桜スタジアムにて対戦。今回チームを代表して登壇したMF松木玖生(20)にとって2024シーズンは、パリ五輪も見据える重要な1年だ。

「アジア予選を突破しなければ本大会(パリ五輪)はありません。もちろん僕も出たい大会だし、コンディションを上げていくうえで重要となるのが普段のJリーグ。チームも僕個人も良いスタートを切りたいですね」

「(ゴールやアシストなど)数字の目標はありません。全てのゴールに関与するのが理想です」

今季は青森山田高校から入団2年目、背番号も「44」から「7」に変更。1年目にしてリーグ戦31試合でプレーしたなか、FC東京を背負う存在となりつつある松木。

「そういう存在に近づきつつあることを嬉しく思います。FC東京はここ数年、リーグ戦中位で終わっているんですが、上位を狙えるメンバーが揃っていますし、その中で自分が中心選手になりたい思いです」

また、2つ年上ながらも共にパリ五輪へ向けて切磋琢磨するFW細谷真大(柏レイソル)に話が及ぶと、先にA代表入りしてアジアカップ2023にも出場した細谷を通じ、あることを再確認させられたという。

「真大くんは同じパリ世代でプレーして、A代表にも入って…僕もアジア杯を見ていました。そこで感じたのは、やっぱり『アジアの戦いは難しい』という点です。敵地では相手の声援もすごいですね」

自身のA代表入りへの道筋については「僕はトップ下でもボランチでもプレーできます。なので多少自信を持っていたのですが、見ているとやはり遠藤航選手(リバプール)や守田英正選手(スポルティングCP)を越えないと、選ばれても試合には出れない、そう感じました」と語る。

「得点力や結果に結びつくワンプレーを見せていけたら、今すぐには無理かもしれないけど、時間の経過とともに追いつける、追い越せるのではないかと考えています」

松木玖生、20歳。高校時代より日本代表の未来を背負うと期待される若武者は、FC東京での活躍を通して、一歩一歩、ステージを上げていくだろう。今季のFC東京にも期待したい。

© 株式会社シーソーゲーム