放課後児童クラブのスタッフ確保に向け「職場見学会」 今後はサポートや手当てなどを充実へ 岡山市

共働き家庭などの児童を預かる「放課後児童クラブ」のスタッフを確保しようと、19日、岡山市で「職場見学会」が開かれました。

岡山市中区の放課後児童クラブで行われた見学会には、パートタイムでの勤務を希望する3人が参加。市から委託を受けてクラブを運営している「岡山市ふれあい公社」の職員らが、働き方について説明したり、働きがいをアピールしたりしました。

(岡山市ふれあい公社/村上 宏 さん)
「(放課後児童クラブは)子どもさんが成長するのを目の当たりにできるんです」

岡山市立の「放課後児童クラブ」の新年度の1次募集には6383人の申し込みがありましたが、404人は入所先が決まっていません。このうち300人は、入所する施設のめどは立っているものの、スタッフ不足などのため受け入れができない状況だということです。

(岡山市 地域子育て支援課/岡田代志喜 係長)
「実際に現場で、雰囲気を肌で感じていただいて、こうしたお仕事に関心を持っていただく。安心してお仕事につなげていただくためにこうした見学会を開催させていただきました」

岡山市は今後、新たに就職する人のサポートや継続して働く人への手当てなどを充実させてスタッフを確保し、待機児童ゼロを目指したいとしています。

(岡山市ふれあい公社/村上 宏 さん)
「『現場を見て、イメージができた』『これから真剣に考える』と言っていただけたので、ありがたい機会を設けていただいたと感謝しています」

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