殷墟博物館新館が26日開館、約3000点の文化財が初公開―中国

河南省安陽市にある殷墟博物館の新館が26日から一般公開される予定で、22日午前8時から予約が始まります。

中国中部の河南省安陽市にある殷墟博物館の新館が26日から一般公開される予定で、22日午前8時から予約が始まります。

殷墟は中国史上初めて文献調査が可能で、考古学の発掘と甲骨文字によって確認された商朝(紀元前1600年~同1046年)後期の首都の遺跡であり、中国で最も多くの考古学的発掘がおこなわれ、最も長期にわたり発掘された古都の遺跡であり、中国近代考古学の発祥地として知られています。

殷墟博物館の新館の展示ホールの面積は約2万2000平方メートルで、青銅器、陶器、玉器、甲骨などの文物約4000点が展示されています。うち、4分の3以上の貴重な文化財が初公開となり、一連の考古学の新たな成果も初めて展示されます。

新館には「商文明の探求」「偉大なる商文明」「世界の商文明」の三つの基本展示のほか、四つの特別展と特別没入型デジタル展(イマーシブ展示)が設けられています。商文明というテーマをめぐり、商代の政治、軍事、農業、手工業、文字、首都建設などの成果が総合的に展示されています。(提供/CRI)

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