JALの13年ぶり貨物専用機が就航 DHLと協業、越境EC需要取り込む

日本航空(JAL)は2月19日、ボーイング767-300ERを改修した貨物専用機(ボーイング767-300BCF)の運航を始めた。貨物専用機の導入はJALにとって約13年ぶり。当面は近距離アジア線に就航する。

JALは2010年の経営破綻後、同年10月末にフレイター事業から撤退。最大14機保有していた貨物専用機を全て退役させた。一方で、コロナ禍で物流需要は世界的に急拡大。「社会インフラとしての航空輸送の重要性を再認識」(JAL)したことから、2023年5月の中期経営計画ローリングプランで、フレイター事業への再参入を発表した。保有する27機(うちリース11機)の767-300ERのうち、3機を767-300BCFに改修して使用する。

2月19日に東京/成田〜台北/桃園〜名古屋/中部〜ソウル/仁川〜東京/成田線を開設し、2号機導入後の3月1日からは東京/成田〜名古屋/中部〜上海/浦東〜東京/成田線にも就航する。2025年度には3機体制とし、将来的には国内線でも運航して稼働率を高め、貨物積載率の最大化を図る。また、顧客ニーズに応じてチャーター便や臨時便も設定するという。

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■ダイヤ

JL6719 東京/成田(15:50)〜台北/桃園(18:55)/月・火・水・木・金(〜3月30日)

JL6718 台北/桃園(21:00)〜名古屋/中部(00:40+1)/月・火・水・木・金(〜3月30日)

JL6749 名古屋/中部(02:10)〜ソウル/仁川(04:25)/火・水・木・金・土(〜3月30日)

JL6750 ソウル/仁川(05:55)〜東京/成田(08:15)/火・水・木・金・土(〜3月30日)

JL6783 東京/成田(22:00)〜名古屋/中部(23:20)/月・火・水・木・金(3月1日〜30日)

JL6783 名古屋/中部(00:40)〜上海/浦東(02:40)/火・水・木・金・土(3月1日〜30日)

JL6784 上海/浦東(04:15)〜東京/成田(08:10)/火・水・木・金・土・日(3月1日〜30日)

JL6785 東京/成田(22:55)〜上海/浦東(01:40+1)/土(3月1日〜30日)

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