アンティーク感あるクリスマスローズはひとつ鉢植えで印象が大きく変わる!
地植えはもちろん、鉢植えでも育てられるクリスマスローズ。
広い庭がない場合だけでなく、無事に夏越しさせたいときにも鉢植えで育てるのがオススメです。
今回はクリスマスローズを鉢植えで育てるメリットや管理のコツを紹介します。クリスマスローズ栽培に適したさまざまな植木鉢も参考価格とともに見ていきましょう。
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鉢植えクリスマスローズのメリットは?
季節や気候によって場所を移動できる
クリスマスローズは開花時期には日がよく当たり、日差しが強くなる時期は半日陰で育てるのがオススメ。鉢植えにすると季節ごとに置き場所を移動できるので便利です。
多湿になると根腐れを起こすこともあるので、雨の日には軒下に移動することもできます。
花の表情がよく見える
クリスマスローズの花はうつむきがちに咲くものが多め。地植えすると花を見るためにはしゃがんだり、花を持ち上げたりしないといけません。
鉢植えにして高い位置に置けば下から見上げられるので、花の表情もよくわかります。開花期だけリビングの近くに移動すると、室内からもカワイイ花を鑑賞できるでしょう。
植え替えや株分けをしやすい
地植えしたクリスマスローズは深く根を張るため、大株になるほど植え替えや株分けが大変です。掘り返す際に根を傷めるかもしれません。
鉢植えは鉢から抜くだけでよいので作業も楽ちんです。
鉢植えクリスマスローズの管理のコツ
鉢の選び方<形状・見た目>
生長とともに根は下へと旺盛に伸びる性質があるため、植える鉢はできるだけ深さのある縦長タイプがオススメです。大きな鉢底穴が開いていれば、水はけもよくなります。
葉や花が大きく広がりボリューミーな草姿なので、鉢もどっしりとして安定性のよいものを選びましょう。ローズマリーの高貴な雰囲気にピッタリな、デザイン性の高い鉢もオシャレです。
植え付け
植え付けの適期は10~3月。根を傷めると弱ってしまうので、元の鉢からそっと優しく引き抜きましょう。蒸れないように鉢底石を多めに入れた鉢に土を入れ、根を軽くほぐしてから植え込みます。
栽培環境
10~4月は日が当たる場所がよく、5~9月にかけては明るい半日陰が適しています。蒸れないように風通しのよい場所で育てましょう。
水やり
鉢植えは冬も水切れを起こさないように気をつけるのがポイント。年間を通じて土の乾き具合を見ながら、乾いていたら鉢底から染み出るまでしっかり水やりします。
新葉や花芽が伸びて開花が終わる季節までは、タップリと水を与えましょう。6~9月には生育スピードが遅くなるので、水やりの頻度も控えめにします。
肥料
花をたくさん咲かせるためには十分な肥料も必要です。とくに開花前には栄養補給のため、10月・12月・2月に緩効性の置き肥を施しましょう。
開花が始まったら、月に2回程度液体肥料を与えるのも効果的です。置き肥が夏まで残っていたら、病気の原因になるので取り除いておきましょう。
植え替え
クリスマスローズは根を旺盛に伸ばし、すぐに鉢いっぱいになって根詰まりしやすくなります。かといって植え替えを頻繁に行うと根を傷めやすいので、できれば2~3年に1回程度が理想的。
そこで10~12月頃になったら、二回りほど大きめの鉢に植え替えるのがオススメです。しばらくの間鉢に余裕があり、半休眠期なので根鉢を少し崩してもかまいません。
クリスマスローズ栽培にオススメの植木鉢4選
テラコッタ鉢
クリスマスローズのアンティークな雰囲気にお似合いのテラコッタ鉢。通気性があり重さもあるので安心です。※参考価格:500~1000円前後(5号鉢)
プラスチック鉢
プラスチック鉢は低価格と軽さがメリット。季節に合わせて移動する際も手軽に運べます。※参考価格:200~500円前後(5号鉢)
木製鉢
ナチュラルな雰囲気に演出したいときは木製鉢もオススメ。横に長いボックス型を選べば、クリスマスローズを数種類群植できます。※参考価格:1000~2000円前後(5号鉢)
再生紙鉢
再生紙鉢はエコロジーの観点から近年注目を集めている植木鉢。シンプルさがクリスマスローズを引き立てます。使用後は土に埋めて分解させることも可能。※参考価格:1000~1500円前後(5号鉢)
アンティーク感あるクリスマスローズは鉢植えひとつで印象が大きく変わる!
クリスマスローズはうまく夏越しできれば初心者にも簡単に育てられる多年草です。暑い時期は涼しい場所に避難できる鉢植えは、クリスマスローズにピッタリ。
お気に入りの品種をオシャレな鉢に植えて、ベランダや玄関回りに飾ってみませんか。