“2人の左腕” 黒原拓未と玉村昇悟 捕手の坂倉将吾に取材 天谷宗一郎さんが週末の練習試合チェック 中村奨成は “休日返上”

石田充 アナウンサー
青い空がのぞいている広島カープのキャンプ地・沖縄市から天谷さんとともにお送りしてまいります。本当にきょう(19日)は、気持ちいい一日になりました。

RCC野球解説者 天谷宗一郎 さん
お昼は風もなく、日差しもあって、すごい暖かいというか、暑かったですから。本音をいえば(ジャケットは)脱ぎたいです。

石田充 アナウンサー
週末、カープの選手たちは対外試合を行いました。

天谷宗一郎 さん
若い選手たちが熱いプレーを見せてくれました。

石田充 アナウンサー
18日(日)の阪神との練習試合では、打線は3安打に終わったんですが、新井貴浩 監督は、アウトになっても「いい当たり。内容のある打席が多かった」と若い選手を評価していました。

天谷宗一郎 さん
しっかりと振れるバッターが多くいましたから、内容的にはよかったと思います。

石田充 アナウンサー
天谷さんが気になった選手というと誰になりますか?

天谷宗一郎 さん
17日(土)に投げた 黒原拓未 投手と 玉村昇悟 投手です。坂倉将吾 選手に話を聞いたんです。2人の投球を受けました。

まずは、黒原投手ですけれども、この試合前にコーチとの課題として “テンポ” っていうところを挙げていたらしいんですけども、それをしっかりと克服できていた。「受けていて、非常にリズムがよかったし、配球が組み立てやすかった」って言っいました。「ストレート・変化球ともにしっかりと投げ切れていた」というふうに言っていました。

そして、玉村投手なんですけれども、キャンプの序盤は球の強さもあまりなかったんじゃないかなって言っていたんですが、この日は「球の強さが出ていた。非常によかった」と言っていました。そして、「スライダーで空振りをたくさん取れた」と、すごく評価していました。

一方で、球が強くなると、ちょっとばらつきが出てきてしまう。これが、ちょっともったいなかったかなと。「やはり玉村投手の一番の魅力は制球力だと思うので、そこをしっかりと見つめ直して、次の実戦に投げていってほしいです」と坂倉選手が言っていました。

石田充 アナウンサー
そうでしたか。きょう(19日)は練習はオフでしたが、球場そばの屋内練習場には選手たちの姿がありました。

やってきたのが、新外国人のハッチ投手。「(背番号)42がハッチ」と田村友里さんには教えていますけれども、次のクールで実戦形式の練習があるということで体を動かしておこうということだったようです。

さらにやってきたのが、中村奨成 選手。ことしはもう外野手登録ということなんですけれども、18日夜に後輩の 二俣翔一 選手を誘って、19日は投げて打って、2人でコンビを組んでやっていました。

天谷宗一郎 さん
“いい空間” ですね。

広島カープ 中村奨成 選手
「(外野争いには)ぼくより若い子がたくさんいる中で、やっぱり負けたくない気持ちが一番強いですし、とにかくやっぱり結果を残す。結果を出すしかないと思うので、そこは強い気持ちを持ってがんばりたいなと思います」

広島カープ 二俣翔一 選手
「毎日、あせりながら練習してやってるんですけど、やっぱり1軍を目標でやってるので、そこにしっかり食らいついていけるようにがんばっていきたいなと思っています」

― 午後は何を?
「午後はそうですね。このあと、奨成さんとステーキ食べに行きます」

― また元気をつけてあしたからがんばってください。
「がんばります」

石田充 アナウンサー
オフもしっかり体を動かしながら、でもリラックスできるような、おいしいものを食べるということです。

天谷宗一郎 さん
ステーキを食べて、また、あしたから全力で練習に取り組んでほしいです。

石田充 アナウンサー
あす20日・あさって21日が次のクールということになって、DeNAとの練習試合も組まれています。

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