春の訪れ告げる 菅原天満宮で盆梅展

春の訪れを告げる盆梅展が、奈良市の菅原天満宮で開かれています。

樹齢100年を超える枝垂れ梅を囲むように並べられた盆梅。学問の神・菅原道真をまつるこの神社では、梅の花をこよなく愛した道真を偲び、毎年この時期に盆梅展を開いています。境内には、1本の木から赤や白の花を咲かせる品種「思いのまま」など150鉢あまりが展示され、2024年は暖冬の影響で開花が2週間ほど早まり今が見ごろといいます。遅咲きのため、普段は開催期間中に間に合わない品種「日月(じつげつ)」も可憐な白い花を咲かせており、30年ほど続く盆梅展では初公開になるということです。

盆梅展は3月3日まで開かれ、期間中の2月25日には五穀豊穣や家内安全を祈るおんだ祭りが、4年ぶりに一般の参拝者を迎えて行われます。

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