転出超過が全国最多の広島 学生の就職は… 就職活動シーズン本格化を前に大学で合同企業説明会

2025年春に向けた就職活動がまもなく本格化します。広島市にある大学で、学生などを対象にした合同企業説明会が始まりました。

広島修道大学では19日から4日間、中国地方の企業を中心に計320社が説明会を開いています。

大学3年生たち
「(志望業界は)特に決まっていなくて、今回のこの企業説明会でいろいろ見て、そこから決めます」
「金融業界とか販売の方に行こうかなと考えています。もう先がわかんないので、不安でいっぱいです」

2025年春に卒業する学生などを対象とした就職活動は、採用情報の公開などが3月1日に解禁されます。修道大学は、学生たちに早いうちから就職の意識をつけてほしいと、2月に説明会を開いています。

広島修道大学 キャリアセンター 木村太祐 課長
「県内とか中国地方にもたくさん優良企業がありますので、どうしても目のつく関東の企業が強いんですけど、自分のキャリア・将来を考えてもらう機会にしてほしいなと思います」

就職地域にこだわらない学生
「(県内外は)特にこだわりはないです。採用されればって感じですね」

広島県内に就職希望の学生
「自分が広島出身なんですけど、なんか育ったところで働いてみたいなって思ったから」

企業も地元大学生の就職に期待がかかります。

採用担当者たち
「広島愛が強い人たちがたくさん集まっているところがありますので、興味を持ってほしいかなっていうのはあるんですけど」
「他県を知った上で見えてくる広島の魅力というのもあると思いますので、長い社会人生活の中で見つけていただいて、最終的に広島を選んでいただければ…」

22日まで開かれる説明会には、延べ1700人から1800人程度の参加が見込まれています。

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