原爆資料館の混雑対策 8月に一部資料を国立追悼平和祈念館でも展示へ 電子チケット販売は3日間で1万人分超え 今年度入館者数は2月24日には過去最多更新の見込み 

広島市は、原爆資料館の混雑対策として、8月に資料の一部を国立追悼平和記念館でも展示する方針を固めました。

原爆資料館の今年度の入館者数は、きのうまでに174万2000人を超えました。2019年度の過去最多の人数まであと1万6000人ほどに迫っていて、24日には最多を更新する見通しです。今年度全体では190万人を超えるとみられています。

入館待ちの時間短縮と混雑解消を目的に、16日から始まった電子チケットの販売については、購入者がすでに1万人を超えているということです。

また、特に混雑する8月の対策として、平和公園にある国立追悼平和祈念館でも、原爆資料館に収蔵している一部の資料を展示する方針を固めました。

関係者によりますと、期間は8月1日から31日の1か月間で、追悼祈念館地下1階の研修室を利用します。祈念館と同様に無料で見学できる見込みだということです。

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