13年ぶりに日本航空が貨物専用機導入 初出荷を前に記念式典/成田空港

13年ぶりに日本航空が貨物専用機導入 初出荷を前に記念式典/成田空港

 13年ぶりに日本航空が導入した貨物専用機が2月19日、成田空港を飛び立ちました。

 成田空港では19日初出荷を前に記念式典が開かれ、日本航空の木藤祐一郎執行役員が「コロナ禍を境に航空貨物が社会に不可欠だと再認識した。今回の取り組みは事業のリスクを抑え、果敢に成長する新しいビジネスだ」と挨拶しました。

 貨物専用機は、東アジアなどで拡大するEC=電子商取引の需要に応えようと日本航空が導入したもので、国際物流大手DHLのグループ会社と長期契約を結ぶことにより、安定的に需要に応える狙いです。

 DHLのグループ会社で日本法人のトニー・カーン社長は「日本航空との強固な協力関係のもと、日本のビジネスの成長のために努力していく」と述べました。

 そして機体は午後4時ごろ、約50トンの荷物を載せ、台北へ飛び立ちました。

 日本航空は2010年の経営破綻を機に貨物専用機の運用を停止していて、貨物専用機の就航は今回13年ぶりとなっています。

© 千葉テレビ放送株式会社