バドミントン協会、3億円赤字か 遠征費が増加、円安影響も

 日本バドミントン協会の村井満会長は19日、東京都内で記者会見し、23年度決算が3億円前後の赤字になるとの見通しを明らかにした。赤字は22年度の約3億7千万円に続く2期連続で、債務超過に陥る可能性があるという。補助金など収入が減少し、パリ五輪の代表レースが始まって遠征費が増加。円安の影響も受けた。

 債務超過が続けば、公益財団法人の認定を取り消される可能性もある。五輪までは従来の強化を維持するものの五輪後は合宿、遠征の頻度や規模を縮小する。村井会長は報酬を全額返上し、再建に取り組むとし「崖っぷちにいる。絶対に復活させる」と語り、新たなスポンサー獲得を目指すなどの考えを示した。

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