「高速道路の渋滞がひどくて上司に休みを申請したら…」、チャットのやり取りが話題に―中国

18日、都市快報は中国のSNS上で「春節の帰省から車で戻る途中で大渋滞に巻き込まれたため、勤務先に休暇申請を出したところ、上司に却下された」という書き込みが議論を呼んだと報じた。

2024年2月18日、都市快報は中国のSNS上で「春節(旧正月)の帰省から車で戻る途中で大渋滞に巻き込まれたため、勤務先に休暇申請を出したところ、上司に却下された」という書き込みが議論を呼んだと報じた。

記事は、中国のネット上で18日に「高速道路の渋滞がひどく上司に休暇申請したら拒否された」というフレーズがトレンド入りしたと紹介。あるネットユーザーがSNS上に「広西チワン族自治区から上海市まで車に戻るために予定より1日早く出発した。しかし渋滞が激しかったので、上司にもう1日休みを欲しいと連絡したところ、拒否された」という内容の書き込みを行い、議論を呼んだと伝えた。

このユーザーによると、チャットの中で上司から「何時に上海に着く予定なのか」と聞かれ、「カーナビでは(勤務開始日の)午前3時ごろとなっている」と返答したところ、上司から「じゃあ出勤時間に間に合うではないか」と返されたという。そこで「40時間以上も運転したので1日休ませてほしい」と言うと、上司は「あと何日か早く帰っていればこんなことにならなかっただろう。何日から出勤だということを知らなかったとでも言うのか。ここは職場であって、幼稚園ではないんだぞ」と休暇申請を却下したという。

記事は、「こんな職場やめてやる」と憤るユーザーに対し、他のネットユーザーから賛否両論さまざまなコメントが寄せられたと紹介。ユーザーへの賛同派からは「休暇を取るのは罪なことなのか。働くのは懲役じゃないのだから、休みたい時に休めるべきだ」「自分は経営者だが、自分だったら『そうか。くれぐれも気をつけて。1日出勤が遅れたってどうってことはないさ』って許すが」といった声が聞かれたとした。

一方、反対派からは「連休最終日に戻ろうとするあなたの計画が悪かったというだけのこと。渋滞してなかったとしても何百キロも運転して疲れるのだから」「上司は何も間違っていない」「会社は春節前後で従業員の休みをずらして業務が滞らないよう計画している。それを突然休むなんて言われたら、管理者もたまったもんじゃない」「大人なら自分の行動に責任を持つべき」という意見が出たと伝えた。

記事によると、このほかに「午前3時にそのまま会社に向かって車の中で寝てから出勤すればいい。その日はボーッとしてるだけで終わっちゃうさ」「とりあえず仕事の効率は置いといて、実際に出勤して上司や同僚の前に姿を見せればいい。そして渋滞でろくに休めないまま仕事に戻ってすみませんと誠心誠意謝れば、和やかな雰囲気で1日が終わっただろうに」という見方をするユーザーもいたという。(翻訳・編集/川尻)

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