お腹に話しかける、その効果は。[妊婦のハッケン #8]

0歳の息子のお母さんをしています、わぐりです。「ハハのつぶやき」という子育てイラストをTwitterInstagramで描いています。
息子の妊娠中は、辛いこともありましたが、妊婦になってみないと経験できないことも多く、発見にあふれていました。妊娠は十人十色ですが、この連載では、私が妊娠中に発見して面白いなーと思ったことを、色々な切り口で伝えていけたらと思っています。

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お腹に話しかける、その効果は。[妊婦のハッケン #8]

「お腹の赤ちゃんには、もう音が聞こえています。話しかけてあげましょう。」どんな本や記事を読んでも、そんな風に書いてあります。母親学級などでも、お腹に話しかけるよう、よく言われていました。

いざ、話しかけようとすると、これがなかなか結構難しい。「おーい、元気ーーー?」などと声をかけてみるのですが、それ以降が続きません。正直、反応が全くない相手(お腹)に話しかけるのは抵抗がありますし、何を話したらいいか、話題が見つかりません。

ちなみに、「反応の全くない相手に話しかける」力は、出産後、赤ちゃん相手に、とてつもなく鍛えられることになりました。今や、子どもがいない時でも独り言が出てしまうようになっています(笑)。

難しいことを承知で、夫にも「話しかけてみてよー。」と頼みました。案の定、「おーい。」の後が続かない夫。もちろんお腹からの反応もありません。
しかし、夫に話しかけられたことによって、自分には大きな効果がありました!それは・・・

お腹に話しかける夫を見ていたら、「このお腹の中に、自分とは違う存在が、本当にいるんだ・・・!」という気持ちが湧いてきて、すごく感動してしまったのです。
うまく説明できないのですが、自分ではなく、お腹に話しかける夫を客観的に見ることで、自分と、お腹の中の子どもが、違う存在なんだと強く認識したというか。子どもと夫が話すのを見ているような錯覚に陥り、とても幸せな気持ちになったのでした。

ハッケンその8「お腹に話しかけられると、命が宿ってる実感がすごい。」

妊娠中、普段はお腹の中にいて、なかなか存在を認識しづらいお腹の子。上のイラストのように、話しかけている人を見ることによって、そこにいるんだ、という実感をすごく抱くことができた、というのが、不思議なハッケンでした。

マタニティ・ハイと、世間との温度差。[妊婦のハッケン #2]

[わぐり]
2018年4月に息子を出産し、育休中の33歳。
「ハハのつぶやき」Twitter(@ninputweet)Instagram(@ninputweet)で、妊娠中から現在の育児中までのイラストを、ほぼ毎日更新しています。

※この記事は、過去にたまひよONLINEで公開されたものです。

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