2月19日午前、北海道江別市で解体工事中のビルが倒壊し作業員の男性3人が巻き込まれる事故がありました。この事故で1人が死亡、2人がケガをしました。完全に崩れ落ちた建物。屋根や壁に使われていた木材などが大量に散乱する現場では、警察官や消防隊員が確認作業を行っています。
解体工事中のビルが倒壊
「解体工事中のビルが倒壊した。作業員が生き埋めになっている」通報があったのは2月19日午前11時20分ごろ。JR江別駅から北西に300メートルほど離れた江別市5条6丁目で、解体中のビルが倒壊する事故がありました。「全然気づかなかった。警察などパトカーが来て、それで気づいた」「びっくりしましたけどね」(付近住民)「救出作業を行っています」(鎌田 祐輔 記者)消防によりますと、作業員の男性3人が巻き込まれ、このうち下敷きとなった48歳の男性が死亡しました。
作業員3人が巻き込まれ1人が死亡
ほかの2人も病院に搬送されましたが命に別条はないということです。江別市では正午の気温が、8.7℃と4月下旬並みの暖かさになっていたほか、市の観測では午前9時の積雪が66センチとなっていました。警察によりますと当時作業は6人で行っていました。警察と消防が詳しい状況を調べています。