これが2月の青森市? 短パンでランニング、海辺でジェラート 19日の最高気温19.4度 5月並み暖かさ

最高気温が19.4度と2月の観測史上最高を記録した青森市。気温が上がる中、短パン姿でランニングする市民も=19日午前、同市安田の県総合運動公園
最高気温が19.4度と2月の観測史上最高を記録した青森市。海辺でアイスクリームを食べる観光客=19日午後、同市のあおもり駅前ビーチ

 県内は19日、高気圧の影響で気温が上がり、23観測地点のうち14地点で最高気温が2月の観測史上最高となった。青森地方気象台によると、各地の最高気温は青森19.4度、八戸と鯵ケ沢18.8度、五所川原18.4度、今別と五所川原市市浦18.0度、弘前17.8度など。平年より10~16度も高く、4月中旬~5月下旬並みの季節外れの暖かさとなった。

 朝から晴れ間が広がった青森市は、気温がぐんぐん上昇し午前中には19度に達した。同市安田の県総合運動公園では道路脇に雪が残る中、市民らが薄着でウオーキングやランニングを楽しんでいた。短パン姿で軽快に走っていた同市の会社員石山洋平さん(30)は「今まで2月に短パンで走ったことはない。それでも走ると汗びっしょり」と額を拭った。

 あおもり駅前ビーチでは、観光客らが海辺でジェラートなどを食べる姿が見られた。群馬県から夫婦で来ていた山﨑光弘さん(53)は「こんなに雪がなく暖かいとは思わなかった」と脱いだ防寒着を抱えて驚いた様子だった。

 同気象台によると、20日は高気圧が東に遠ざかるため、県内は再び平年並みの気温に戻る見込み。主な地点の予想最高気温は、青森と深浦3度、弘前とむつ4度、八戸6度。

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